日本循環器学会などが要望している新幹線車内などのたばこ対策強化に対し、
JR西日本の垣内剛社長は17日の記者会見で
「もうもうとした煙がいいという人もいる」と述べ、全面禁煙化に消極的な考えを示した。
垣内社長は「喫煙者への配慮もある」とした上で、
駅の分煙化についても「喫煙を認めているところはホームの端にあり、
近寄らなければ影響を受けない」と話した。
垣内社長自身はたばこを吸わない。
同学会などでつくる「禁煙指導ガイドライン委員会」は、
新幹線の禁煙車両や駅ホームの喫煙場所周辺で、
たばこの煙の濃度が、厚生労働省が定めた受動喫煙防止の基準より高いとして、
JR各社に対策を要望している。