テーマ:サッカーあれこれ(20123)
カテゴリ:ベトナム/VietNam
サッカーのW杯アジア最終予選イラン戦(25日、テヘラン)に向け合宿中の日本代表は21日午後、ドイツで最後の練習を行った。
ジーコ監督がイラン戦で採用する意向を示した4バックのフォーメーション練習では、中田英が主力組に入り先発が確定的になった。 どうしても彼と中村を2列目で共存させたいのだろう。 実際のところ、中田の体調は悪くなさそうだが、敵地で90分間、ハードな戦いをこなせるレベルかどうかは「未知数」といわざるを得ない。 それでも明るい材料も見られた。本人が積極的にチームに溶け込もうとしていたのだ。 午前練習では一緒にランニングする中村にあれこれ話しかけ、午後練習後には本山雅志(鹿島)を誘ってパス交換の居残り練習をしていた。 若い大黒将志(G大阪)や玉田の頭を軽く叩いて見せるなど、以前のような「孤高の人」といった印象は一切なくなった。 これは余談かもしれないが、ファンに対しての態度も変わった。 長期離脱する前の彼はあまりファンサービスに積極的でなく、サインや写真を求める人々の前を素通りしていくことも多かった。 が、この日の午後練習後には100mもの長い列を作るファン1人1人に嫌な顔をせず、丁寧にサインをし、写真に納まった。 もしかすると中田自身、内面的に大きな変化が訪れているのかもしれない。 そんな彼を目の当たりにした指揮官は「自分のよさを出してくれると思う」指揮官は太鼓判を押した。 とはいえ、中田英のコンディションがどのくらいなのか、周囲との連係はどうか、いきなりの戦術変更で選手たちに戸惑いはないのか…と不安材料はまだまだある。 それに、ほぼ1年ぶりに4バックに変えるにもかかわらず、ジーコ監督はこの日の練習で1度も守備の確認をしなかった。 宮本は「もし4バックでやることになった場合は時間がないけど、どこでボールを追い込んで取るか、バランスをどうするのかといった細かい部分をみんなで確認しないといけない」と話した。 イランは決して甘くない相手だ。限られた時間の中で、そういうディテールをどこまで積み重ねられるのか。 日本代表は明日22日、チャーター機でイランへ移動する。 残された時間は2日しかないが、そこで守備の約束事を明確にしておくことが、アウェーの戦いを乗り切る大きなカギといえるだろう。 http://www.jsgoal.jp/club/2005-03/00017376.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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