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スーパーテクニカルサーバ「HITACHI SR11000」が東京大学情報基盤センターで稼働開始
日立製作所 情報・通信グループは、このたび、スーパーテクニカルサーバ「HITACHI SR1 1000 モデルJ1」(以下、「SR11000 モデルJ1」)を東京大学情報基盤センターに納入し、本日 から稼働を開始します。本システムは、全国の大学・研究機関に対し大規模計算サービスを 提供するもので、最大理論ピーク性能約5.35 テラフロップス、総メモリ容量5.5 テラバイトで あり、国内有数のスーパーコンピュータシステムの一つとなります。さらに、本システムは、 2年後に、最大理論ピーク性能16テラフロップス以上、総メモリ容量16テラバイト以上のシス テムにする計画です。(中略) 本システムは、1ノード当たり16プロセッサの44ノードで構成されており、従来機種の「SR8000」 に比べ、最大理論ピーク性能は5.3倍の約5.35 テラフロップスに、総メモリ容量は5.5倍の5.5 テラバイトに、システム全体のノード間ネットワークの最大転送速度は4.1倍の約1.1テラバイト/ 秒に増強されます。また、各ノードを論理的に分割して、1ノードを仮想的に複数のノードとして 使用できるノード仮想化機能によって、本システムを仮想的に1ノード当たり8プロセッサで88 ノードのシステムとして運用することができます。これにより、1ノード当たり8プロセッサである 従来機種の「SR8000」で最適化しているプログラムをリコンパイルするだけで、本システムの 計算性能を十分に引き出すことが可能となり、「SR8000」と同様の利用環境を提供できます。(中略) 円周率の計算桁数の世界記録保持者である東京大学情報基盤センタースーパーコンピュー ティング部門 金田康正教授は、「ノード性能、主記憶容量、ノード間通信性能のバランスが取れ、 高信頼性磁気ディスク装置への高いデータ転送性能を持つこの高性能システムにより、大規模 科学技術計算の処理速度が著しく高速化されると考えている。また、ノード仮想化機能により、 プログラムの移行が容易となっており、ユーザにとってバランスの取れた使い勝手の良いシス テムである。この『SR11000 モデルJ1』によって、科学技術分野で多くの優れた研究成果が得 られると確信している。また、円周率の計算桁数の世界記録大幅更新は間違いない。」と、述 べています。 (略) 株式会社日立製作所ニュースリリース 2005年3月22日 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2005/03/0322.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.05.06 02:46:24
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