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ボルトンＭＦ中田英寿（２９）が５月９～１３日のキリン杯を回避し、休養に充てる
ことが２１日までに分かった。５月７日までプレミアリーグを戦う中田はキリン杯への
参戦も可能だったが、シーズンの疲れを取ることを最優先。１７日か１８日に始まる
日本代表合宿でジーコジャパンに合流し、Ｗ杯モードへと突入する。

実戦不足を不安視する声もある中、中田はキリン杯で試合をこなすことよりもリフレッシュ
することを選んだ。ボルトン関係者が「中田は休むと聞いた」と明かしたもので、
１７日か１８日から始まる福島・Ｊヴィレッジ合宿には万全の状態で参加することになる。

リーグ最終節となる５月７日のバーミンガム戦後、そのまま日本に帰れば９日の
ブルガリア戦は厳しくても、１３日のスコットランド戦には出場可能だった。
ジーコ監督は欧州組の招集について「本人が出たいというのであれば検討する」
との方針。日本サッカー協会の関係者が欧州でプレーする日本人選手の意思を
確認している最中だが、中田はキリン杯回避を決断した。

２２日のチャールトン戦では２試合連続先発の可能性もあるが、今季リーグ戦は
ここまで１７試合（先発は１０試合）しか出場しておらず、決して納得できる
シーズンを送ってはいない。出場機会の少なさからゲーム勘が鈍っている
可能性もある。だが、それでもあえてキリン杯に出場せず、休養を優先したのは、
経験に裏付けられた調整法に確固たる自信があるからだ。
パルマに在籍していた０２年の日韓大会でも代表合宿前の約１週間を休養に充てた。
そして、本大会では日本のエースとして全４試合に先発し、１得点と活躍した。
チームで管理しなくても豊富な経験から中田なりの調整法を持っている。
川淵キャプテンも「ヒデは全く心配していない。試合に出ても出なくても彼は彼なりに
自分を高めている。ジーコも心配していない」と語っており“中田流”を支持している。

今回は最終戦翌日からのおよそ１０日間で心身ともにリフレッシュ。そして、合宿初日から
全開でプレーできるコンディションをつくり上げる。

ソースはhttp://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2006/04/22/01.html