テーマ:私のPC生活(7434)
カテゴリ:ベトナム/VietNam
まつもとゆきひろ氏は12月25日深夜,Rubyの4年ぶりの新版となる1.9.0を正式リリースした。
1.9では笹田耕一氏が開発したRuby仮想マシンYARVを標準の実行環境として採用し, ベンチマーク性能で2倍から10倍と大幅に高速化した。 1.8までのRubyでは,プログラムを構文木と呼ぶ形式に変換して実行していた。 東京大学大学院情報理工学研究科特任助手の笹田氏が開発したYARV(Yet Another Ruby VM)では, バイトコードと呼ぶ中間言語に変換して,VM(仮想マシン)であるYARV上で実行する,Javaと同じアーキテクチャとなる。 YARVはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)の未踏ソフトウェア創造事業に採択され,開発が行われている。 YARVにより,Ruby自体の実行性能はコア性能で最大50倍,ベンチマークで2倍から10倍と大幅に高速化された。 ただし,C言語で記述されたライブラリなどの実行速度は変わらないため,アプリケーション全体では10倍速くなるわけではない。 またRuby 1.9では多言語化が行われ,マルチバイト文字も1文字としてカウントされる。 ただし,1.8と1.9では,多数の細かな非互換性がある。ブロックパラメータや文字列の扱いなどだ。 そのため,今後も当面,1.8系列のRubyは安定版として継続して保守される。 ソース http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20071226/290229/?ST=oss お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.29 13:02:59
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