テーマ:家電よもやま(9587)
「おどり炊き」「極め炊き」。炊飯器売り場をのぞくと、目移りするような宣伝コピーが
並ぶ。新米の季節、各メーカーにおいしく炊けるお勧め機種のポイントを聞いた。 「世界初の蒸気口がない炊飯器」で話題を呼んだ、三菱電機の「蒸気レスIH」。2月の 発売以降、月産4000台の目標を上回る人気だ。炊飯時に出るうまみ成分はこれまで 蒸気と一緒に外に逃げていたが、蒸気口をなくしたことで炊飯器内に閉じ込め、蒸らす 段階でコメに取り込む。 日立が6月発売した「圧力スチーム極上炊き 蒸気リサイクル」も蒸気がほとんど出ない。 蒸気を水にして内ブタに収め、スチームとして再利用する。高い圧力と温度を維持し、 甘みを引き出す。 釜の素材も各社さまざま。売れ筋は三洋電機「圧力IH 匠純銅おどり炊き」の新機種で、 熱伝導率がステンレスの約13倍(同社製品比)の純銅を用い、均一に加熱する。コメを 踊らせる「おどり炊き」は特許取得技術で「一粒一粒に張りとコク、うまみが出る」と 同社。コメは季節で味が変わるため、季節ごとに炊き方を変えたり、甘み、粘り、硬さを 3段階で調節できる。 釜のコーティング素材で甘みを引き出す機種では、東芝の「IH保温釜 真空圧力炊き」 も人気だ。ダイヤモンドと銀を使った釜内を真空状態にすることで、コメの芯まで十分 吸水させ、最大40時間おいしく保温できる。また、象印は「極め炊き」の新機種に プラチナ粒子を使い、水質を弱アルカリ性に変えてコメ表面のたんぱく質を分解、内部 まで熱を伝える。食感や炊き方を7段階から選べる。 土鍋の良さを追求するのはタイガー。三度焼きした土鍋釜を使った「土鍋IH炊飯ジャー 炊きたて」の新機種は、強火力沸騰と蓄熱性をさらに高め「ふっくら張りのある炊き 上がり」を実現した。 家電コーディネーターの戸井田園子さん(47)は「メーカーごとに炊き上がりの味は 違う。好みの味や食べる量、家族の生活スタイルなどを踏まえて選んで」と話す。 ◇優しく洗って甘み温存 日本米穀小売商業組合連合会認定の「五ツ星お米マイスター」で、大阪市で米穀店を営む 赤井桂子さん(56)は「新米はみずみずしく、軟らかい。でんぷん層がはがれて甘みを 失わないよう、我が子の頭をなでる感覚で優しく扱って」とアドバイス。「水加減などは 品種や産地で異なり、米店で聞いてほしい。炊飯器のクセもあるので、水加減を何度か 試してみて」と話す。 【洗い方】(1)ボウルなどに入れたコメに、ミネラルウオーターなどの軟水を注ぐ。 最初の水はコメが吸いやすいので、数秒ですぐ捨てる(2)水を切った状態で20~30回 優しくかき混ぜる。手はくま手のようにして、力を入れない。水道水を注いだら、数秒で とぎ汁を捨てる。2~3合の場合、これを3~4回繰り返す(3)水が透明になるまで 水道水で6~7回すすぎ、最後は軟水に約1時間つける。 ◎ソース http://mainichi.jp/life/electronics/news/20091101ddm013100026000c.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.11.05 16:37:36
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