カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)の日本法人は2日、都内で開いた説明会で、
スマートフォン(高機能携帯電話)「ブラックベリー」の日本での販売を強化する方針を表明した。 日本での販売の約7割は法人向けだが、就職活動中の大学生など個人向けのてこ入れを進める。 ブラックベリーは端末だけでなく、顧客企業内のネットワークや通信経路についても高度な セキュリティーを確保しているのが特徴。情報漏洩リスクに特に敏感な金融業や製造業などを 中心に採用されている。 日本では2006年にNTTドコモがブラックベリーを発売。 ドコモによると、導入企業数は2009年11月時点で3100社以上で、金融業や製造業が中心。 「単独で1000台以上を導入している企業も2けたに上る」(RIM社日本法人の春名孝昭 セールス・プランニング&マーケティング部長)という。 だが、調査会社のMM総研によると、09年度の日本でのブラックベリーの出荷台数は約10万台。 ただ、日本のスマートフォン市場では、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」が独走状態にあり、 ブラックベリーのシェアはわずか4.3%にとどまっている。 個人ユーザーをどう開拓するかが、今後の日本市場での飛躍の鍵だ。 このため、RIM社日本法人では個人向けの販促に力を入れており、就職活動中の大学生や 新入社員など若年層へのプロモーションを展開している。 ドコモが1日に始めた「iモード」のメールアドレスがスマートフォンでも使用可能になる 「spモード」にも近く対応させる。 ブラックベリーは、高度なセキュリティーを逆手に取られ、テロリストらの通信手段に 悪用されかねないとの懸念から、UAEなどの中東諸国で販売が規制されたほど。 その高機能を武器に日本市場の開拓を加速したい考えだ。 http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100902/biz1009021505023-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/photos/economy/business/100902/biz1009021505023-p1.jpg お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.09.06 22:50:44
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