庭石や玉に続き、高級木材も今や投機の対象になっている。山東省の一部マホガニー 投資家は海外の原産地まで出向き、木材を買い付けている。賭けに成功すれば、 その価値は数倍から数十倍にまで膨れあがる。 山東省青島市でマホガニー製家具店を営む王さんも投機家の一人。店内には長さ 7メートル、幅1.7メートルもあるマホガニーの一枚板の机があった。この机の 材料は王さんがアフリカの熱帯雨林を訪れて買い付けてきたものだという。 何本もの大木を見た末に選んだのがこの木。直径2メートル近い大木はきわめて貴重だ。 ただし木の中心が腐っている可能性もある。切ってみなければ、腐敗は分からない だけに買付はシビアなギャンブルとなる。 結局、王さんはこの賭けに勝った。中心部にはほとんど問題がなく、15枚もの上質の 一枚板を切り出すことができた。そのうちの一枚を使って作った机、現在の市場価格 ならば最低でも500万元(約6110万円)はするという。ただし、今後もマホガニー材 の価格は右肩上がりと予想されるため、まだ値段をつけていない。 近年、マホガニー材の高騰に伴い、山東省の民間ホットマネーはこの分野の投資に 流入している。その動きは凄まじいばかり。アフリカの原木を買い付けてくるばかりか、 ベトナムの民家まで購入。分解してお目当ての木材だけ持ってくるのだとか。 石と玉に続くマホガニー材投機。中国の投資家はもはやギャンブル気分で投資を している。ハイリスクハイリターンの投資は成功すれば天国、負ければすべてを 失うものとなる。投資家の一人、彭さんは素人は慎重になるべきと警告する。 すでにニセモノのマホガニー材が出回るなど、混沌とした状況にある。 ◎http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=46231 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.22 09:58:55
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