勢いのあるベトナム。
頑張っている人の多いベトナムですが、 欲が全開になっているブラック人間が、ますます増加してしまっているというのは、 本当でしょうか? クリーンになって欲しいですね。 米A.T.Kearneyの2012年版グローバル小売成長指数(GRDI)で、ベトナムは32位にランクを落とした。2008年のトップから、2009年6位、2010年14位、2011年23位と連続で順位を下げている。 評価基準は、カントリーリスク、市場魅力度、市場飽和度、参入緊急度の4つで、外国投資家の視点に立って考えられている。 トップ30から脱落したベトナムは、2012年版のレポートで言及されていない。昨年のレポートでは、2012年のベトナム小売市場規模は1,130億ドル、人口は9,000万近くと予測されていた。しかし脆弱な流通システム、用地賃貸料の高さが、魅力を下げる要因として指摘されていた。 GRDI以外のデータでも、ベトナムの小売業界の魅力が落ちていることが分かる。Nielsen Vietnam社代表のPham Thanh Cong氏は、年々ベトナムがランクを下げている理由として、許可発給手続きに問題が多いこと、用地探しの難しさ、サプライチェーンの弱さ、人材のレベルの低さを挙げる。 専門家によると、経済需要テスト(ENT)規制によって、スーパー1号店をオープンした外国投資家が2号店を開くのがかなり難しく、A.T.Kearneyの調査でも、外国投資家が満足していないことが示されている。 小売市場の成長速度は、3~4年前よりも落ちている。2011年の実質成長率は約5%、これ以前の20%あまりと比較すると、かなり見劣りする。統計総局によると、今年年初5カ月の小売・サービス売上高は推計20.8%増で、価格上昇要素を除くと6.6%増にとどまる。 もとより低いベトナムの小売店舗1m2あたりの売上だが、改善の兆しはあまり見られない。『Retail Asia』誌が2010年に発表したアジア・太平洋地域の小売業者トップ500では、ベトナムトップのスーパーの年間売上は1m2あたり5,518ドル、タイは同6,283ドル、シンガポールは9,025ドル、台湾は6,797ドルだった。 近代型小売チャネルの成長が目覚しいのは大都市のみで、世界貿易機関(WTO)加盟後の2007~2011年、新設スーパーは2002~2006年と比べ20%程度しか増えていない。 投資・事業環境も改善されていない。世界銀行のレポート「ビジネス環境の現状2012」では、電力システムの改善や行政手続き改革の失敗が響き、ベトナムは183カ国中98位と8ランク下げている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.26 18:12:31
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