アンニョンハセヨ! ~韓国レポート初日~
???なんで韓国語??? と思われた方も多いかも知れません。仕事で韓国・光州に来ています。今日(12/4)は移動日,明日 12/5は光州市のチョソン大学(朝鮮大学校)で講義、あさって12/6に帰国という2泊3日の短い旅です。韓国は最近年1回は訪れていますが、やはりなんと言っても食べ物!何をどこで食べてもすばらしくおいしい。これが何よりの楽しみでございます。さて、今日は朝9時半のフライトで関空からソウルに移動して、国内線でソウルから光州(カンジュ)に移動し、夕食までのフリータイムにショッピングを楽しむ、という手はずだったのですが・・・関空で動向のIさん、Mさん、Pさんと落ち合い、ソウル・インチョン空港に予定通り到着。外は真っ白、冬景色。昨日の初雪が残っているそうな。気温はお昼の時点でー4度、予想外の寒さです。いつもならば30分は並ばないといけない入国審査も一瞬で通り抜けることができ、空港地下1階のレストランでカルビタンを喰って体を温めて、シャトルバスで金浦空港に移動しました。ここまでは極めてスムース。金浦空港で、さあチェックイン、と行ってみると、なんと、我々の乗る予定であった15時20分発を含めて、光州行きのフライトがすべてキャンセル。大雪の影響とのこと。夕方のフライトならばどうにかなるかも知れない、ということで、空港内のショッピングセンターで時間をつぶして、15時過ぎにふたたびチェックインを試みるも、事態はさらに悪化している模様で、まったくめどが立ちません、と、アシアナ航空のおねえさんに笑顔で言われてしまいました。ということで、急遽、地上交通での移動に切り替える羽目に。バスだと5時間、新幹線(KTX)で3時間。この雪だとバスは危険かも、というPさんの判断で、列車で移動することになりました。空港からソウル市内のヨンサン駅までバスで移動して、17時25分発の光州行きKTXに乗車。この時点で予定より2時間遅れです。KTXは一等客席に乗りましたが、近鉄のアーバンライナーのように、3列のゆったりシート。飛行機のように、飲み物の車内サービスもあって、乗り心地はなかなかのものでした。動き出してすぐに爆睡してしまい、到着の30分ほど前に目を覚ましたのですが、車窓から外を眺めると大雪!30cmは積もっています。こりゃ飛行機は飛ばんわな、と納得。光州駅に到着したのが予定より10分遅れの20時45分頃。改札ではチョソン大学の学生さん2名が出迎えてくれました。彼らは昨年と一昨年にうちの職場に実験で来てくれたことがあり、再会を喜んでくれました。雪がまだしんしんと降り続くなか、雪道をのろのろ運転でホテルに到着したのが21時30分。結局予定より4時間半遅れ。ホテルに荷物を置き、近くのレストラン(というか居酒屋さん)で夕食。てながだこ(ナクチ)の鉄板鍋と、貝のテンジャン(みそ)鍋と、ビールと焼酎。うまーい。てながだこと野菜、餅、春雨をコチュジャンなどであえたものを、鉄板でじゅーじゅーと焼き煮にして喰うのですが、実に辛くて、うまみがあって、おいしい。貝のほうは、たいらぎ(大きな、黒っぽい貝)の貝柱と、はまぐり、おおあさり(ウチムラサキガイ)の身を、韓国みそのスープで軽く煮て喰うのですが、これも絶品。スープに青とうがらしの刻んだものが入っているせいか、するどい辛さが加わっていて、貝の甘み、みそのまろやかさとのバランスが楽しめます。おなかいっぱい食べて、けっこう飲んで、お勘定は一人1500円でおつりが来ました。ほんとうにうまいもんが安く食べられる、これが韓国のいいところです。ホテルはヒディンク観光ホテルという名前で、以前は別の名前だったのですが、ワールドカップの際に、韓国ナショナルチームが泊まったのを記念して、当時のヒディンク監督の名前をとって改名したとのこと。フロントにはナショナルチームとヒディンク監督の大きなパネルが張ってあります。客室も、代表選手の名前がついているという、なかなかユニークなホテル。部屋はオンドル式の暖房で、床は裸足だと熱い位に暖められています。室温も30度はあろうかという、暖かさというか暑さ。寒さもある程度までいくと、人間って寒さと戦わなくなるのですね。結局、家をでてから14時間かけて光州にたどり着くという、まさに想定外の初日でした。まあ、ハプニングも旅の楽しみ(?)、ということで割り切っていきたいと思います。このおかげでブログのネタもできたことだし(^^; 。明日はどんな出会いが待っているのでしょうか・・・