【unechan】初物:フカのお吸い物
今宵は韓国からのお客様・ソウル大、済州大の先生方との会食でした。地元の寿司割烹でのおもてなし。ここのお店、何かと利用させていただくのですが、え~、なんで、というくらいのコストパフォーマンス。今宵も一人3000円のお任せコースで、付き出し、お造り盛り合わせ(6種類!)、水茄子の浅漬けの大皿、金目鯛と豆腐の煮付けの大皿、ゆでズワイガニの大皿、にぎり盛り合わせ、お吸い物、というメニュー。もうたらふくでした。最後に出てきたお吸い物に入っていた白身魚。ちょっとゼラチン質の皮と、淡泊だけどしっかりとした肉質の白身魚。見たことあるような、無いような・・・マスターに尋ねてみると、「フカやで。」unechanの住んでいる、泉州あたりでは、サメのことを「フカ」と言います。サメといっても、映画に出てくるようなでかい奴ではなく、体長70cm~100cm位の、薄い茶色のサメ。シロザメとかホシザメという奴です。生きているうちに締めて血抜きをして、臭みを防いだものを、三枚におろしたり、尾の部分をぶつ切りにして、湯引きをして、お吸い物に入れたそうな。初めて食べましたが、実に味わい深い、ええお味でした。韓国で食べた「カオリフェ」のインパクトが強すぎるのか、サメとかエイっていうと、アンモニア臭、というイメージがあったのですが、全くもってそんな感じは無し。初物を口にするって、ちょっと嬉しいですね。いい夕餉でした。