前回のあらすじ

トラブル続きのダーツ初体験。買ったばかりのダーツがいきなり2回も壊れるわ、持田香織似の店員にマイダーツ、ライターであぶられるわ、友人Ａにはボロクソに負けるわ。。。





そんな俺にも勝機がやってきたのです。



発端は、Ａのひとこと。


「一回ダーツ交換してみーへん？」




交換しました。



対決ゲームは、ランダムクリケット。


クリケットが、１５～２０、ＢＵＬＬと決まっているのに大して、ランダムクリケットはそのなの通り、ランダムなのです。




俺は生まれて初めて、2万円のダーツを手にしました。ずっしりと重い。

あとから知ったのですが、俺が買ったダーツは、１６ｇで、Ａのダーツは１８ｇだったのです。




ゲームは、Ａの先行ではじまりました。



Ａは自分のダーツじゃないということもあって、イマイチ調子に乗れない様子。



俺はというと。




「とりゃ！！！」



掛け声もでちゃうほど、調子最高。




なんと、８ＲＯＵＮＤ目には、ほとんどの数字をゲット。


あと2つ埋めれば、念願のＡに勝利なんです！



Ａは、調子最悪で、ずたずた。ほとんど埋まってません。




隣のダーツ台で練習してます。




Ａ「やっぱり、ダーツもどそうや」




俺「え？なんてえ？」



Ａ「ダーツ交換して」




俺「あれやな。Ａってうまいんじゃなくて、ダーツがよかってんな」




Ａ「ちがうし！！うまいし！」




俺「このダーツ、ほんまになげやすいわ～」



と、Ａをいじめつつ、結局ダーツは交換してもどしました。



自分のダーツがもどってくると、途端に、俺の成績はガタ落ちました。




しかし。





前半のリードをなんとか保ち、俺はＡに初勝利できたのです。







俺、このダーツあわへんかも。。。