那須牛幻の大田原牛『大黒屋』
那須にゴルフをしに二泊で出掛けた。泊まりは、金曜は素泊まりだった。その理由は・・・宿泊するホテルの食事が期待できないこと。どうしても、食べたい・試したい食事の目的があったから。ホテルにチェックインしたのは午後六時位。那須高原のホテル。そこから、3~40km程離れた大田原の『大黒屋』連れがどうしても!!と、たっての希望でここに決まった。http://www.nasugyu.com/ここは、店は綺麗って程じゃないし、サービスも気取らないおばさんが・・・。「え?!」って電話の予約の時に思ったほどだ。店内は、各種メディアで取材された記事などが貼ってあったり・・・。食事は単品もあるが、やはり「幻の大田原牛」を売りにしているので、価格も色々のコースをチョイス。一番人気のコースということもあるし、試すには手頃な価格という理由で「G.シェフおまかせ大田原牛吟醸ステーキセット」\10500を注文。セット、コースと言っても、ライスとサラダが付くだけだ。そして、ちなみにステーキのコースはA~Kまであり、価格は\4,400~59,000ととんでもなく幅が広い。っていうか、ココまで値の張る肉って???って思った。迷うのだが、中間のこのコースにして、お手並み拝見と行こうか。「幻」と言う言葉、「食べたことの無い味」、「年間で30頭という希少価値の牛肉」・・・期待でドキドキしながら待つことに。他のお客さんは、いなかった。これも??って思ったが、後から年配のご夫婦、4人の男性グループが入ってきた。先ず、注文したグラス赤ワイン、サラダを食す。-普通!!ここは肉!肉!!で、焼き上がったステーキ。鉄板にポテトや野菜類と肉が!!肉は食べ易いようにすでに一口大に切られている。180g~200gとメニューには書かれていたが、この際gなんて関係ない。一口目はそのままで。次は塩で、次は特製のニンニクソースで・・・。先ず、肉の味だが・・・なんと!!肉の味がしない。肉々しさが全く無く、肉の臭みが全く無い。しかし、脂っけもたっぷりあり、とろける感じが随分する。さぞかし、口の中がマッタリしてしまうだろうと思いきや・・・かなりさっぱりとしているのには驚いた。噛み応えは無く、スパムのような感じ。味は、個人的にハムを髣髴させるような味。一番驚くのが、脂身。さしは随分入っているのだろうが、その脂っこさを一切感じない。あの脂の味がしないこと。脂であって、脂でないようなさらっとした後口は、今まで食べたことがない。一言で言うと、不思議?!好みかどうかを問われると、、、私は肉は肉の味のする、肉臭さみたいなのがあった方が肉らしいから(?)それが牛肉だと分かるような、肉が好きなことが今回判明。と言うか、あまりに上品な牛肉で、口に合わなかったのかもしれない。しかし、今までどんなに上質な牛肉を食べても、味わったことの無い、不思議な感想を抱いた。こんな牛肉を試すことが出来たことに感謝したい。・・・まぁ、今度食べに行くかというと、少し考えるのだが。量もしっかりあった割には、ペロリとたいらげてしまった。普段なら、あれだけの脂成分を食せば気持ち悪くなるのが常なのだが、今回は違った。=やっぱり、不思議だ=帰りの車の中で連れと感想を言い合いながら「不思議だ」のお互いの連発だった。「牛肉、食べたぞ~!!」って感じがしないのが、いいのか、悪いのか、、、そういう不思議さ。伝わりますでしょうか??