ひいちゃんのカピバラ生活

ソースの二度づけ禁止!!　みたいな
コテコテの串カツやさんやなくって、

シックな内装に落とし気味の照明で
ＢＧＭにジャズなんかが流れとって
シャンパンやワインを傾けつついただく
Kushi-Bar…（イメージ偏りすぎ!?）

そういうとこ行くと
ソースは、ギトギトに脂ぎった壺に入ったヤツを
オッサンもオネエチャンもシェアして使う、とかやなくて、

一人ひとり、仕切りのついたおシャレなお皿に
ソースやポン酢や岩塩やタルタルや…
そういうのんが、
もったいぶってちょびっとずつ並んどるもんです。

ほんで、
それをばお客の好みで使わせてくれるんかと思いきや、


　こちら、サーモンのイクラ乗せでございます。
　右端のジュレをつけてお召し上がりください。


なんちゅうて、どのメニューにどれをつけるんか…
下手したら、


　こちらはこのカレー塩を、端っこに少しだけつけて…


つける場所や量までいちいち指導してくださる。

ああ、もぅ、めんどくさい！
串カツは、あの独特のソースを
どっぺりつけて食べるんがいっちゃんウマいねん!!

そういや、
「死ぬ前に一度、つゆをたっぷりつけて蕎麦を食べたかった」
とかいう小噺、きいたことあるけど…
お蕎麦もめんつゆにどっぺり浸して食べるんが好み。

粋が分からんと言われようが、
人間ドックで塩分取りすぎと指摘されようが、
食べたいように、食べたいねん！

握りずしにレモン塩・・・
フツウに、お醤油で食べたいねん。

天ぷらに抹茶塩…
頼むから、天つゆで食わしてくれ。

あ、今でこそ、
天つゆラブなひいちゃんになってますが、
ご幼少のみぎり、オカンの揚げた天ぷらは
決して天つゆでいただく、なんちゅう
上品な食べ方はしませんでした。

ていうか、天つゆの存在、知りませんでした。

オトンが、何にでもウスターソースかける人やったんです。
炒飯やカレー、フライもんはもちろん、
しゅうまい、焼き魚、野菜サラダ…
ほんで、当然の如く、てんぷらも。

エビ天でもかき揚げでも、容赦しません。
たっぷりのウスターソース！ with　マヨネーズ!!

ひいちゃんにとって、
ウスターソースは懐かしい、家庭の味。
いわば、ソウル・調味料。

半熟とろとろの目玉焼きに
ウスターソースをぶっかけて、
おもむろにあつあつごはんにオン！
…それだけで、んもぅたまらん休日ランチ。

いま、てんぷら屋さんで
ウスターソースとマヨネーズつけて食べたら、
店からつまみ出されて塩撒かれるんやろな。。。

おいしいのに。



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