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2013.02.08
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カテゴリ:思想
前の日記の続きとなるが、全柔連を中心にしたパワハラ問題は収束するどころか大きくなっている。告発した15人の名前を公表するだのしないだのといった些末で下らない論点で問題のすり替えをしていていい問題なのだろうか?・・・

下村文科大臣が「日本のスポーツ界の最大の危機だ」と言っていたが、何を馬鹿な事を言っているんだと思う。
これは日本のスポーツ界の不合理を一掃する最大のチャンスではないか!


この告発した15人が不利益を被る事を心配して名前を公表する事に反対している人間が多いらしいが、そういった思考回路こそが日本のスポーツ界、もっと言えば日本そのものの通弊の原因だと知るべきだ。「告発者に不利益となる社会」をこそ憂慮するべきで、彼女らの告発が正当なものであると考えるなら、徹底してスポーツ界だけでなく、マスコミや法曹界、我々市井のファンが守るべきなのだ。
全柔連とJOCが「当事者のプライバシーを守る」という事を逆手にとって狡猾に公表を渋り、水面下で事を処理しようとしていた事実を我々は認識しなければいけない。
そんな事では何も変わらないのだ。
今回の問題から何も学べず、進化も出来ないのなら、オリンピック招致など片腹痛いと私は思う。
我が国は何時になったら、スポーツを教育的学校体育の延長上に見る「幼児性」から脱却できるのだろうか?・・・


この問題は当事者を公表し、責任の所在を明確にした上で大きく社会で論議されるべき重要な要素を孕んでいる。ここには我が日本国が抱える、社会に蔓延した克服すべき旧態性がある。あらゆる日本のシーンに共通する負の精神性があると認識するべきだ。






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最終更新日  2013.02.08 13:26:17
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