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2009.03.14
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カテゴリ:無線機器
 先月塩ビ管アンテナを作った際、事実上初めてMMANAをビームアンテナの計算に使いました。

 これ以降MMANAで色々と試す中で、最適化の機能でこの塩ビ管アンテナの改良もやってみました。たいして混信もない田舎ですからゲイン重視で、かつ2mの塩ビ管ブームに収まる大きさをねらいました。

 エレメントの形状パラメタを過剰に最適化対象にするとすぐ局所解に収束してしまう傾向があるようです。なので、最適化ルーチンがあるとはいっても適切な変数選択や初期値の選択、さらには目標関数の選択など、使用者のさじ加減が結構重要と感じました。

 色々試す中で、元の13エレだと最適解付近ではブーム長が2mを超えることがわかりました。2mのブームに収めるのであれば、11エレ程度が適当のようです。

 最終的に、エレメントの間隔が1844mmの11エレで、フロントゲイン14.9dBi、FB比18.7dBの仕様をみつけることができました。ブーム長と比べたゲインでは、マスプロやダイヤモンドのアンテナより大きく、Radixよりは劣る数字です。

 元の13エレはゲイン14.8dBi、FB比19.5dBでしたから性能的にはほとんど同じなのですが、少しでもエレメントが少なくて移動先で組み立てやすいことと、何より’最適化してある’という自己満足のために、実物のエレメントも新しい設計仕様に組みなおしました。

 実戦投入が楽しみです。

430 ant.JPG





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最終更新日  2009.03.14 20:25:47
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