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2006.04.19
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「Mさんってホント落ち着いてるよね、慌てた事とかあんまり無いでしょ」

とリアルの世界で良く・・・良くでもないけど言われる事が多い。このHPを読んでくれている人なら解ると思いますが、当方は人並み以上に「臆病」で「チビリ」で「チキン」です。でもそこで「実際はね、かなりのチビリだよ」と言っても信じてもらえない。

そう思われて得をしているのか、はたまた損をしているのかは解りませんが、これと言った直接的な実害が無いのであえて強く否定も肯定もしないまま30余年ダラダラと生きています。

ダラダラと生きてはいますが、

そりゃあ、当方だって人間ですから少なからずとも多くの人が読む活字の世界ではイイ格好したいという卑しい気持ちもあります。ですから、このWEBの世界では自分を少しでも良く見せようとカッコイイ感じを装って書いている部分もあるのではないかと思うのです。

でも実際にココの過去ログに記されている数々のストーリー、事件の当時はそれはそれはみっともないほどとりみだし、冷静さも知的さの欠片もない純粋なパニック状態であることが多々あるのです。

あれは、コックになって3年ほど経ったある日の出来事でした。

当方が漫画好きであることは過去にも書きましたが、もう一度簡単に説明しますと6年住んだアパートから別の場所へ引っ越す時に泣く泣く古本屋へ持っていった漫画本が述べ850冊。そのあまりの量に不審に思ったのか「同業者からの買取はやってません」「いえ、全部個人で購入したものです」と、すったもんだした挙句、結局お金に交換したら10万円強の値段がついたというかなりの漫画オタクな当方。

勿論一人暮らしのアパートではかなりのスペースを占領していました。もともと原始時代の生き残りみたいな生活をしていたので、本棚は有るにはあったんですけど毎日のように買っていた漫画でいつの間にか本棚が満タンになり、行き場を失った漫画たちはベットの横で当方と添い寝をすることとなります。

読んでは積み重ね、読んでは積み重ねる。どうせ本棚には入らないんだ、じゃあ何処へ置いても同じじゃないか。と狂った考えをしながら積み上げる高さにこだわり続け、いつの間にか「どこまで高く積めるか!」と言った一人遊びに発展するのにそうは時間がかかりませんでした。

そんなある日、

「今日も読んだな、そろそろ寝るか・・」

と就寝前に漫画を読むことをほぼ日課としていた当方は、その日に買った漫画を読み終わり床に就くことにしました。電気を消して、眠くなるまでのひと時の間、暗い中で天井を見上げていると月明かりに照らされたもう少しで天井に達しようとしている「漫画タワー」が煌びやかに聳(そび)え立っています。

「ははは・・明日にはこのタワー、完成するな☆」

この時、その漫画タワーは天井まであと5冊分くらいだった。工事着工から2ヶ月くらい、苦労してできた漫画タワー、完成まで秒読みに入っていました。一体これが完成したとして、何が嬉しいのか、何が生きがいなのか解りませんが、とにかく漫画タワーの完成を夢見てた。

余め本棚に入っているものを足して完成させればいい、とか、タワーを積んでいる2ヶ月間部屋を掃除とかしなかったの?などと野暮な意見もありますが、以前買った本棚に入っているものは既にもう読んでしまったもの、中古の材料でタワーは完成できませんよ。掃除のほうは、男の一人暮らしっちゃ年に数回掃除すりゃ良いほう、大体こんなもんです。

そしてタワーを見上げながらいつの間にか夢の中へ。

・・・・・・ ・  ・   ・    ・

朝方4時。

ズドドドド!!!!

ガスッ!!!

ドカッ!!!!

「グエッ!!!!!?????」

 ????

「つ!!ついに来た!!だ・・・大地震だ!!!!」

漫画タワーはベットの上で天使のように眠る当方を胴元から真二つにするような形で倒れていました。強烈な痛みが脇腹を襲いましたが、そんな痛みなんか外へ逃げてから痛がれば良いんです。とにかく一刻も早くこのアパートの外へ逃げなければ建物の下敷きになって命に関わる。

そう思った当方は学校で教えられた「お・は・し・も」を実行しながら防災頭巾代わりに枕をもって玄関を出、外の安全な広い駐車場へ向かいました。しかし待てど暮らせど一向に他のドアからは人がでてこない。こっちは寒い中で枕を頭に当てながら寝ぐせでスーパーサイヤ人みたいな髪型してんのに。

一人でポツーーン・・・とパンツとTシャツで広い駐車場に佇んでいると、

「う~~~サブイ・・・・もしかして夢・・だったのかな・・」

なんて思い始めてきた。他の部屋から電気が点るわけでもなく、普段と全く変わらないシンと静まり返っている午前3時の風景。結局この日の出来事は大地震でも何でもなく、ただ単に漫画タワーが倒れてきただけだと理解した当方。しかしながらこの日はベットの狭い側面まで侵入した漫画タワーの残骸を処理する気力は既になく、部屋の隅に乱雑に積み重ねておくのが精一杯の状態でした。

しかし悲劇はこれだけでは終わらなかった。

次の日、漫画タワーが崩れた事に激しくショックを受けていた当方。漫画タワーの建設現場には10冊ほどの基盤しか残されてなく、その跡地で呆然としながら缶ビールを傾け、絨毯に挟まった縮れ毛をコレクトしていました。2本のビールを飲み終わる頃には気持ち悪くなるほどの縮れ毛が集まったんですが、コレが全部自分のアンダーヘアーだとは信じられないほどの分量でございました。

それを団子状にし灰皿に集め、ライターで天に還す儀式をしながらチリチリチリ・・・と縮れ毛が一層縮れていく様を眺めている時でした。

カサカサカサ・・・

ベットの下から只ならぬ気配が。

「な・・なに今の音・・もしかして・・ゴッキー???!!!」

音のしたベットの下を恐る恐る覗き込むと予想に反し、ゴキブリが可愛く見えてくるくらいの特大ムカデ。百足と書いてムカデ。表面はピッカピカに青光りしていて正に甲冑。大きさは15cmくらいの超特大、太さなんか当方の人差し指くらいある。

「何でだよ!俺はただチン毛を燃やしてただけじゃないか!俺が一体何悪い事したんだ!」

とか本気で叫んでた。っていうかかなりムカついた。当方は無類の虫嫌い。アブラムシでも服に飛んできたら貧血で倒れそうになるくらいの虫嫌い。デカイ図体してるくせに。

でも、このまま放っておくわけにもいかない。今日もココで寝なくちゃいけないし。部屋にムカデを閉じ込めたままどうにかして遠距離から攻撃できる武器を探す。もし近距離から狙ったとしてムカデがこっちに飛び掛ってきたら多分気絶、いやそのまま絶命する自信がある。

この事から近距離最強の武器でもあるスリッパなどの近代的兵器は当方には使用不可能。

色々な武器の中からハエを殺すスプレーを選択してドラえもんの道具を貰ったのび太のように勝ち誇った当方は、スプレーを噴射しながらライターで火を着火。攻撃範囲40cmの超強力バーナーだ、ものすごい勢いで噴き出る青い炎は見る見るムカデを追い詰めた。

しかし、強力だったけど絨毯や壁までも焦がしてしまうという云わば諸刃の剣。これは早めに仕留めねば、と思っているうちにチューーーチューーーという断末魔に似た音と共にスプレーのガスが無くなった。

これ見よがしとムカデは元漫画タワーの跡地へ逃げ込んだ。跡地と言っても漫画が散乱している途中で投げ出された工事現場みたいな場所。ココに逃げられないようにだけしていたのに・・ココに逃げられたら長期戦になるのは必至なのは目に見えて解っていた。

仕方が無い。

火が弱点だという事を第一ラウンドで発見した当方は、家に存在する全てのスプレーというスプレーを掻き集めた。ヘアスプレーだとか、蚊を殺すスプレーだとか、何だかんだで3本ほど見つかった。ムカデを見つけてからスプレーを噴射→ライターで着火だとワンテンポ遅れるので、既に着火した状態で漫画本を一冊一冊這いでいく。

その光景は正におにゃの子の服を一枚一枚脱がしていくようでもあったけど、なぜか興奮はしなかった。そしてついにムカデの尻尾を見つける。

シュゴーーーー

シュゴーーーーーーーーー

ムカデは逃げ場を失い灰になった。それと同時に漫画本から絨毯へ引火する強力な炎。このスプレーの炎ってのは液体も若干一緒に飛んでいるので火が残る。まるで石油に引火した火のように消しても消しても復活する事に引火してから気付いた。

ボウゥ

という聞いた事のないような音と共に、普段調理場で使っているガス台以上の高さで燃え上がる寝室の片隅。もうね大パニック、パニックフォルテッシモ。近くに水に変わるようなものが無いかと探すも、飲み掛けのビールしかなく、それを投入。後から考えたらあまりのパニックで缶ごと火に投げた事に気付く。

当たり前だけど、ぜんぜん鎮火しやがらねぇ。

結局冷蔵庫にあった1.5リットルのウーロン茶を2本ふりかけて消火に成功。しかしながら、灰と化したマンガの山に、焼け焦げた畳、黒く変色した壁紙など途方もない現場だけが残されました。引越しで部屋を出るときすげェ大家さんに怒られた。

と、全く持って冷静でも落ち着いてもいない当方。こんなアホらしい事件でもココに書く場合には少なからず虚栄心が働いて知的に書いてしまうものですね。テヘッ





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Last updated  2006.04.19 10:10:18
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