Ureのミラクルな毎日

ある日アンジュの家の近くにフラフラと現れた白い犬がいました。


「おまえ、どこから来たのさ、こんなに汚くなって」
と声をかけていたら
翌日近所の方が保健所に連絡をしたとのこと。

「ちょっと待って下さい！」
とアンジュは自宅にひきとることにしました。

アンジュの家にはすでに寄り集まって来た猫たちが8匹もいました。
どうしようかと思っていたら
その白い犬はまるで普通に猫たちの中に入って行って
すぐに猫たちの湯たんぽのような存在になったんです。

みんなが寂しい存在…だからやさしくなれるのかな。
いや、これはアンジュのやさしい不思議なパワーなんだとしか思えない…

そしてアンジュのそばをかたときも離れたくないシロさんは
仕事の時はクルマの後部座席で何時間もじーっと待っていましたね。
8時間でも10時間でも…

亡くなったときシロさんは幸せだったと思います。
やっと巡り会えたご主人様アンジュのそばで死ねるんだから、愛をもらって。

犬や猫がどんなに愛を求めてるか…
アンジュはシロさんと別れた後しばらく立ち上がる事も出来なかったです。