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今、デジタルカメラ市場に大きな変化が生じている。“レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ”の価格破壊が起きているのだ。その衝撃はコアユーザーだけでなく、一般ユーザーの物欲まで刺激せずにはおかない。「一眼デジカメは高い!」という、これまでの常識を覆す大幅な価格改定の実態を探ってみた。 “価格破壊”が起きているのは、レンズ交換式一眼レフデジカメのなかでも「エントリー機」にあたるカテゴリー。これまではボディの標準価格が15万円、実売価格は12万円といったあたりが普遍的な価格設定となっていた。プロ仕様の一眼レフデジカメの基本性能を搭載しながら、一般のカメラファンの手が届くリーズナブルな値段が魅力となって、急速にマーケットを拡大してきた。 そのけん引役を担ってきた代表的なベストセラーモデルが、キヤノン「EOS Kiss Digital」とニコン「D70」だ。この2機種の実勢価格に注目しながら、「BCNランキング」をもとにデジタルカメラ・一眼レフタイプの機種別販売シェア トップ10を見てみよう(表)。 【図表データ】 まず1&2位を独占している「D70」だが、ボディのみの実勢価格は、大手量販店でも標準価格15万7500円から8万円台まで大幅に下がっている。さらに、同機種はニコンが1万円のキャッシュバックサービスを実施しているため、実質7万円前後でボディが買える状況になっている。 また、「EOS Kiss Digital」のレンズキットの実勢価格は、ウェブサイトで10万円を割り込むところもあり、ボディのみなら8万円前後で販売されている。 このように、ここ数週間の主要2機種の値下げ傾向には眼を見張るものがある。下位ジャンルにあたるレンズ一体型一眼レフはもちろん、さらに下位のコンパクトデジカメのハイエンドモデルに匹敵する価格で新品のボディが買えてしまうのだ。 この急激な値下げの主な要因として考えられるのは、“新機種発表前の特別セール”だろう。「EOS Kiss Digital」が発売されたのは03年9月。そろそろ後継機種が登場するタイミングであり、日本に先駆けて新製品情報が発表されることが多い海外のデジカメサイトでは「3月に後継機種リリース」という噂が流布している。 さらに04年3月に発売された「D70」もリニューアルのタイミングを迎えており、キャッシュバックサービスが3月31日までと限定されていることから、4月前後に後継機種リリースとの予測が成り立つ。このことから、両社ともに新機種発表前に販売シェアを拡大すべく大幅なディスカウントに踏み切ったと考えられる。 一眼デジカメもずいぶんやすくなりましたね。 D70最安は1万円キャッシュバックキャンペーン入りで6万円 EOS Kiss Digital最安は62,500 円 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/02/15 04:30:59 PM
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