面白くない!!
一昨日の晩。お風呂に入っていたとき,ウリッチが急に保育園での遊びのことを話し始めた。「ウリッチはね,一人遊びがしたいんよ!」ウリッチが生まれて5年と8ヶ月。保育園での話をぼくに積極的に話してくるのは生まれてはじめての出来事でした。保育園での出来事を話すのは妻ウリ子,空想の話や,興味のある星や科学的なことを話すのはぼく,って具合に,ウリッチの中で自然に役割分担がなされていました。それが,怒涛のごとく,ぼくに話し始めたのです。「ひつじごっこって言うのするんよ。ウリッチがひつじさん着ていくじゃん。(ひつじさんというのは,ひつじの毛ような生地の上着のこと)だからね,ウリッチがひつじになるんよ。」「えっ?じゃあ,いっつもウリッチがひつじさんなん?」「そう。いっつもひつじさんでね,Rちゃんがお姉ちゃんで飼うの。」聞けば,ひつじさんなので「めええ」しか言ってはならないらしい。「いやだって言えばいいじゃん。」「言うんよ。言うけど,ダメって言うんだもん。」「じゃあ,やらなきゃいいじゃん。」「やらなきゃダメっていうんだもん。ああ,面白くない!!」「そりゃ,面白くないじゃろ。」「ウリッチは走りたいんよ。」「じゃあ,走ればいいじゃん。」「でもね,走ろうと思ったら,走らんとってって言われるんよ。」聞けば,このRちゃん。お医者さんごっこをすればいつも患者さん。ウリッチもたまには患者さんの役をやりたいけど,ウリッチの希望は全く聞き入れられず。プリキュアごっこをすれば,ウリッチはいつもコワイナー(今はホシイナー?悪者です)役。ウリッチがやりたくないと言えば,プリキュアごっこができなくなると言い張り,強引に遊びに引き込むらしい。大体,このひつじごっこ。飼う者と飼われる者という設定で,役割が固定されているというところが,単にRちゃんの支配欲を満たすのみの遊びになっている。「もう,遊ばんでいいよ!!」とは言ってみたけど,とにかく,あたりが弱く,波風を立てたくないウリッチにRちゃんがまとわりついてくるらしいから,断りきれないことは目に見えている。いったい,保育師たちは何を見ているんだろうか??同じく波風立てたくない父ちゃんも,さすがに切れ気味。「月曜日はぜーーーったいに一人で遊ぶんだ!走るんじゃけん!!」とウリッチ。(ちなみに,なぜ走るのかというと,嫌なことがあったときに走るとすっきりするかららしい。)実は,夏ごろから頻繁に腹痛を訴え,最近では目をしばしばさせることがよくある。(いわゆるチック)この原因。どうも,この保育園の友だち関係が原因のひとつになっているみたい。明らかに上下関係の出来上がっている友だち関係。腹痛やチックといった身体症状。生まれて初めての父への告白。妻ウリ子と話し合い,保育園に相談(怒鳴り込み??)に行くことにしました。「面白くない!!」と訴えながらも,「行きたくない。」とは言わないウリッチ。ごめんね,知らなくて。がんばりすぎちゃ,ダメだよ!!昨日,ウリッチと2人で公園に行きました。水辺に鳥が飼われているんだけど,2人で鳥を見ました。「じゃあ行こう。」とウリッチ。「うん。」と,気のない返事のぼく。「あれ,まだ見たかった?」「えっ?」「いやあ,返事に元気がなかったけん,まだ見たかったんかなぁって思って。」いったいどっちが親やら・・・気を使いすぎです!!