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小学校高学年から中学1年ごろまでの間ぐらいか、プラモデルに凝っていた時代があった。買うのは家の近くにあった模型店。そこはすべての商品が定価の2割引とあって、当時の貧しい子供にとっては、とってもいい店だった。
しかし、そこのオヤジは、客を客とも思わないオヤジで、ちょっと箱のふたを開けて品定めをしているだけでも、いろいろと文句を付けたり、子供の客を胡散臭そうな目で見たりと、子供ウチでは「○プラのオヤジ」として、とっても悪評が高かった。 でも、そこの奥さんは、子供心にもけっこうキレイな人で、優しかったので、買いに行ったときに、オヤジではなく、奥さんが出てくると、ホットした覚えがある。 それにしても、よくあんなオヤジで店が持っていたものだと、当時も思った。二割引の魅力が、奥さんの力か、それなりに繁盛していた。 でも、近所からそういった店が少しづつ、姿を消していく。大型スーパーなどが出来たりして、個人商店が立ち行かなくなってきたのだろう。こちらが、プラモデルを卒業したのが早かったのか、それとも店が移転してしまったのが先だったか、もうよく覚えていない。 近所の商店街も、ほとんどは消滅してしまい、店舗として残っているのは、飲み屋、スナック的なところばかり。空き店舗の張り紙ばかりが目立っている。 いまどき、あんな個性的な?店が存在できる時代でもないのだろうが・・・。 この間、「田宮模型の仕事」を読んでいたら、あのオヤジのことを思い出してしまった。今頃どうしているんだろう。どこかで細々と模型屋でもやっているのだろうか。多分、そんなことはないだろう。もう七十近い歳になっているかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.23 19:00:34
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