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カテゴリ:読書・その他感想文
けっこう久しぶりの重松清の本。ウチの娘どもに読ませたいが、きっと読めといったら読まないだろう。どうすれば読ませることができるのか。
読んでいて、けっこうウルウルとしてしまう。最近、本当に弱くなっているのがわかる。最後になって、ふと、高校時代の同級生を思い出してしまった。けっこう仲は良く、予備校も同じだった。しかし、彼は二浪。こちらは、首都圏を離れたので、人づてにかなり遅れて聞いたのだが、白血病で入院したということだった。どんな顔で見舞いに行ったらいいのかわからなかった。一度だけ行った。 その翌年だったか、亡くなったという知らせが届いた。もう、葬儀のあとだったが。数ヶ月後、帰省したときに、彼の家を訪ねた。そのとき、彼がなりたかった職業を両親から聞いた。その職業は、自分でも選択肢の一つ、いや、一番なりたかったものだった。 今、その商売について二十年以上経つ。一度、彼の両親のところを訪ねて、その職業についたことを報告しなければと思っていたのだが、いまだに果たしていない。 もう、当時の彼の両親の年齢に近い自分がいる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.05.12 01:25:56
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