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遅ればせながら、何となく『ドリームガールズ』を観ました。

傑作ミュージカルの映画化ですよね。
『シカゴ』が“女優”ありきだとしたら、今回は“歌”ありき。

ビヨンセやジェニファー・ハドソンの歌唱力ほもちろん、
ジェイミー・フォックス、エディー・マーフィーも素晴らしい歌声。

内容としては、特に「良い！」というわけではなくて、
悲劇の原因も、音楽界にモデルだらけで過剰摂取な感も否めず・・ですが。
ストーリーがどうだとか、四の五の言う前に、
歌に圧巻。ねじ伏せられた感じ。
ミュージカルや、ソウルが苦手な人は、
途中でお腹いっぱいになっちゃって、少々・・辛いかもしれません。
モータウンやスプリームス、６０年代の時代背景を理解できていないと、
ちゃんと、楽しめないかもしれませんね。

ビヨンセのメイクが、どんどん当時のダイアナ・ロスに
なってゆくのが、面白かったです。
クレオパトラにも笑えました。
オズの魔法使いじゃなくて正解です。

ビヨンセが演じる主人公が、割と「良い人」なのが、
ちょっと残念（笑）。
でも、まぁ・・・ダイアナ･ロスはまだ、生きているし。
そんなに悪くも書けなかったんだろうけど。

わたしは、とっても、我侭で「悪い悪い」
ダイアナ･ロスが、好きなので（笑）。
ちょっと、話は希薄で綺麗過ぎ。

まぁ、しかしスクリーンで、しかも格安で
本場の舞台を鑑賞した満足感は得られます。
わたしは、大満足です（笑）。