うさぎの島
うさぎの島にはうさぎ工場があります。えんとつもないし音もうるさくないうさぎと作る工場。ベルトコンベアで餌が流れて来て、それをうさぎが食べるそして太ったウサギは食用として加工されるのです。そこにいるうさぎにとってもそこはとても暮らしやすい所です。でもある日ちびな茶色のうさぎな灰色いさぎの所に現れて大冒険をするのでs。でも自然の中で育った茶色のうさぎは自然の暮らしが快適で灰色うさぎには自然の中は暮らしにくくて、大昔の自然の中で暮らした事なんて何一つ覚えていないのです。まるで捨てられたペット状態です。しろとシドニーもそうでした。寒くて怖かったんでしょう。ケージの中が何より好きで拾った時自分から喜んでケージの中に入ってくつろいで居た事を思い出します。でも灰色うさがぎは大きくなったらもっと良いところに行けると思っていました。でもそこは食肉加工所なのです2匹の友情が途絶えた後のたった2枚の絵が心を締め付けます。真っ直ぐに最初で最後にできた。自分の為に工場まで送ってくれたもう遠くに行ってしまった茶色のウサギを見送る純粋な瞳で見つめる灰色ウサギそして次には灰色うさぎがいなくあなった後新しい友達ができて自然の中で幸せに暮らしているうさぎ。心が締め付けられます。灰色うさぎはこのあと2度と茶色のウサギに逢う事はなかったのです。心が苦しくて泣きだしてしまいます。食肉加工所や毛皮工場を思い出します。とても奧が深くて、涙が止まりませんでした。この絵本は大人向きですが。とても深いです。人に育てられたうさぎは1人で自然の中で生きていけない事うさぎは人間を信じていて自分が殺されるなんて思っても居ないこと現実もそうかもしれません。せめてペットくらいは終生面倒を見てあげなくてはと思うしそうして欲しいって思う1冊です。楽天には商品販売がないですもしかして絶版なんでしょうか?『うさぎの島』イエルク・シュタイナー ぶんイエルク・ミュラー え/おおしまかおり やくほるぷ出版/定価1890円