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カテゴリ:フィギュアスケート
時系列的に間違っているのはわかっているが、敢えてこのタイトルで書く。
ランビエールは05.06年の世界チャンピオンで、樹くんはランビエールの振り付けによる作品をもっている。 普通の感覚で言えば「樹くんの中にランビエールが見える」ということになるのだが、私は樹くんからフィギュアスケートを見るようになったので、昨日のFaOIのランビエールの演技を見て「あー、樹くんがいる」と思ったのだ。 もちろんカラーは違うのだが、バレエ的な動作とか目線の配り方とかそういうところが重なった。 樹くん自作プログラムにもランビエール振り付け作品の技がところどころに入っていると思うので、樹くんの中でランビエール+樹くんの化学反応が起きているんだろう。 こういう感覚は歌舞伎を見ていると頻繁に起こる。 先人が作り上げたものが脈々と継承されていく様を見ることができるのはオーディエンス冥利につきる。 同じ時代でそこに立ち会えて本当に幸せだと思う。 そしてキャンデロロである。 私の脳内画像はやはり修正を余儀なくされた(笑) 幕張の世界選手権から20年だそうだ。 オープニングでダルタニアンのステップを見せてくれた。 キャンデロロの見せたいものと日本のファンが見たいもの、それが一致していることが素晴らしい。 プログラムは「ゴッドファーザー」。 私はダルタニアンを熱望していたのだが、考えてみれば「三銃士」は銃士隊に入隊したい若者の話であって、今のキャンデロロにはちょっと厳しい演目だ。それは納得。 で、キャンデロロはすごかった。 42歳でバックフリップ! 若者みたいな「きれきれ」ということではないが、メリハリがあって熟成された演技といえばいいだろうか。 観客席に踏み込んだ時に年配の女性を選んでファンサービスしたところはさすがフランス人だ。 フィナーレでもお客様と触れ合っていて、日本のファンを大切にしてくれていてうれしかった。 キャンデロロを見ていて、20年後の樹くんもアイスショーに出ていてくれたらいいなと思った。 その頃、樹くんがどういう立場でフィギュアスケートと関わっているのかは私などに想像できることではないが、樹くんが作る世界を樹くん自身が演じるということをやめないでいてほしいと願っている。 FaOIは単純にショーとしても楽しいものだったし、生放送ということで臨場感があって相当わくわくした。 地上波で生放送でもいいんじゃないだろうか。非常に優良なコンテンツだと思う。 私個人としてはランビエールやキャンデロロの演技を見られたことでフィギュアスケートに対しての観方が少し深まったんじゃないかと思う。 ただ、まあ、結局のところは常に樹くん中心に考えているので思考が偏向しているのは否めないが。 さて、次の楽しみは? 樹くんはしばらくショーはお休みだったかな? FaOIでも「10月からグランプリシリーズ」とスポットが出ていた。10月なんてすぐにやってくる。 来季の準備に入るところだろうか? 今度は追われる立場でもあるからとても難しいシーズンになるはずだ。 静かな環境で新しい作品を作ってもらいたいなと思う。 そして私は7月のPIWを楽しみに待っていよう。 読んでくださってありがとうございます。 にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.06.08 13:57:55
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