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カテゴリ:手塚治虫
かつて、”神様”手塚治虫もスランプにあえいだ。 その時期に出て来たのがブラックジャックだった。 それまで、医者が主役に、なる漫画はそうそうなかったと思う。 ブラックジャック以前に医者が主役の漫画を上げろと言われても思いつかんかな? ご存知、『手塚治虫マンガ家生活30周年記念作品』として少年チャンピオンに短期連載として(手塚治虫の過去の栄光という意味で)お付き合いいただいたかたちでの連載だった。 当時の編集者も過去に「手塚治虫の少年漫画最後のお付き合い。まぁ、お付き合いしましょ」・・・そんな意味合いのインタビューコメントしてましたからねぇ。 しかもこの漫画の主役である彼は・・・黒い医者だった。 大金がかかる、金にこだわる。 こんな医者を描きながら短期連載は終わったのでした。 予定通りの短期連載でした。 しかし、予想外に編集者たちは手塚治虫のパワーを思い知ることになるのです。 「ブラックジャックの掲載がない!」と読者から猛抗議の攻撃だった。 予想を超えた反響に驚いた編集者だった。無論、連載が始まった。 ブラックジャックは少年チャンピオンをグングン引っ張って人気コンテンツとなった。 連載が終了後、またまた読者からの要望で復活。 それもまた終了したが、読者からの引き合いが多く、読み切りで単発掲載。 たしか、10年くらい手塚治虫は少年チャンピオンに書いてたのだと思う。 手塚治虫の完全復活、そして手塚治虫の人気、実力を天下にみせしめた一作となった。 手塚治虫作品でも、大ヒットとなった作品でした。 ブラックジャックはラジオドラマになったり、実写でドラマに映画にと制作され、手塚治虫の没後にもOVAやテレビアニメ化などが行われ・・・ いまだに、人気が高いキャラクターとなりました。 ブラックジャックは、鉄腕アトムを1番としたら2番に数えていいんじゃないかな? と言うより、ブラックジャックが実は1番でもいいんじゃないか?ってくらいのヒットだろうと思います。 ”神様”手塚治虫の復活とブラックジャックの大ヒットは予想を超えました。 ブラックジャックは、今でも手塚プロが自信をもってプッシュするアイテムでしょう。 すごいキャラクターです、ハイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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