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カテゴリ:仮面ライダー
変身ヒーローは当然、『変身』する。
しかし、それだけでは他の特撮ヒーローと差別化出来ないので
新しい方向を打ち出したい。
そこで出たのが二段変身で、あ~る。
主人公が一段階に変身、ここぞという事で二段階に変身する。
無論、二段階目は強力なパワーで敵を粉砕、ヒーローここにありを見せるのだった。
しかし、これには問題が一つあって『初めから二段目に変身すればいいじゃん』と言うことなのだ。
第一弾目の変身が煩わしくなってくるのである。
言い方を変えれば、お荷物になってくるのだ。
結果、物語が進んでくると主人公は一段目に変身するが、その直後に二段目に変身。
この時点で一段階目は作品的にも視聴者的にも形式だけのパターン処理になってしまう。
イナズマンのサナギマンは超能力が使えないが怪力無双でイナズマンになるまでのチャージを待っている状態で戦うのだ。
しかし、イナズマンになる事で超能力を開花させる為、サナギマンの持っている変身が「とりあえず」になってしまうのだ。
スタッフの入れ替わりでイナズマンがイナズマンF(フラッシュ)にパワーアップ。
サナギマンは時間を待たずにイナズマンに昇格できるようになった。
従って、作品本来の二段変身と言う部分が無くなって単なるイナズマンに変身するヒーローのお話になってしまった。
当時はこの二段変身を効果的に活用出来なかったと言っていいのでしょう。
今の仮面ライダーやウルトラマンはモードチェンジなどを初めから設定されているため
二段変身どころか、三段・四段と変化している。
イナズマンを下地に生まれた仮面ライダーカブトはマスクドフォームから『キャスト・オフ』。
装甲を弾き飛ばしてマスクド・フォームへと二段変身する。
しかし、パワーアップが物語のお約束であることもあって、後半はそこからハイパーカブトにチェンジ!第三段階の変身を行う事になった。
それもこれも、イナズマンやサンダーマスクと言った『二段変身』と言うパターンにチャレンジした番組があったからこそ
スタッフももっと変えていこうとなって今のような多彩な変身を生み出せたとも言えるわけです。
玩具の売りを上げたいからスポンサーが三段、四段の変身を求めてくる時代でも有りましょうが
子供たちの胸に、ドキドキするような変身を番組で作って欲しいものです。
変身ヒーローはやはり、子供達に『夢』を与えてくれる、楽しい作品であってください。
\(^o^)/
また途中から話がずれましたね(笑)
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