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カテゴリ:松本零士
![]() 惑星ロボダンガードA。 このネタ書こうかどうか迷っていたんですが(笑) ちょっとだけ書いてみます。 大ブームを巻き起こした松本零士先生の唯一のロボットアニメ。 いわくつきのロボットアニメです(笑) なぜいわくく付きというか?と言えば、ご存知の方も多いだろうが松本先生はロボットマンガはお得意ではない。 わざわざ人型の戦闘ロボットを作るぐらいだったら、戦艦で十分じゃないか?と言うお考え。 しかし、もともと手塚先生と同じくアニメも大好きな松本零士氏。 東映から「アニメをやりませんか?」という話が来たらしいが、現実にはあの当時は アニメ=ロボットを作る以外に選択指がなかったと言っていました。 とにかく「アニメを知るためには不得意なロボットものでも作らざるを得ない」という状況だったそう。 もともとロボットものなどあまり考えたことがないであろう松本先生でありますから、どうしても主役のロボットが作れなかった。 これは困ったと言うことになりました。 デザインするものはご存知の松本デザインで、どうも正義のロボットに見えなかったらしい(笑) そこで別の人に主役のロボットをデザインしてもらうと言うことで惑星ロボダンガードAが出来上がりました。 ダンガードAをデザインしたのは小林壇と言う方で…詳しくはネットでお調べください(笑) 敵のロボットには松本デザインがかなり取り込まれており、「動かしにくい僕のデザインをアニメスタッフはよくぞ動かしてくれた。」と松本先生もスタッフには感謝しておりました。 しかし…残念ながらダイナミックプロ作品のように、大表作!となるほどの人気にはならなかったと思います。 これはやはり主役のロボットが原作者のエキスの入っていないものであるから。と言うのが大きいのではないでしょうか? やはりなんだかんだと言っても根本的なデザインを手がけたといっても主役が自分のデザインではない… と言うことになると”何やら作って魂入れず”と言う状態に感じてしまいます。 スーパーロボットブームの終焉を迎えた時期でもあり、ダンガードAの後を引き継いだのはSF西遊記スタージンガーでした。 一応ダンガードAの後、松本ブームの流れもあって松本零士先生がこれに関わったようではありますが コミカライズも行われず自ら”原作”を描くこともなかったわけで。 続いて”テレビの企画に参加しました”と言う形のものでしかなく 松本ファンとしてはちょっと残念だった気がします。 「ダンガードAはアニメを知るためには必要だった」と言うコメントをどこかで出しておられたように思いますが やはり漫画家が原作者の場合…主役のロボットはご本人様のエキスが入っていないとファンは物足りないです。 そういう意味でファンには残念感が残った作品だった気がします。
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最終更新日
2023.05.14 15:50:20
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