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カテゴリ:宇宙
金星探査衛星あかつきが、金星の謎の一つ『スーパーローテーション』の秘密を暴きました。 金星の自転周期は地球と比べて遅く、1回自転するのに地球の約243日を要します。 しかも自転の方向が公転とは逆向きなので、本来の金星の「1日」は地球の約117日に相当するそうです。 ちなみに太陽を回る公転周期は224日になります。 ああ、わかりにくい(笑) そしてこれが問題なんですけど、『金星の大気は自転の方向である西向きに高速で流れて』おりまして・・・ その速度は”雲の層(高度50~70km)の上端あたりでは秒速およそ100m”で金星を(地球時間で)4日ほどで1周してるンですよ。 それほどの速度に達して流れています。 今回「あかつき」による金星大気の観測データを利用、金星の大気が循環する様子を三次元的に詳しく分析したンだそうで。 結果は 『太陽によって昼側の大気が加熱され夜側で冷えることによって生じる「熱潮汐波」が、低緯度の大気に角運動量を運び込むことで大気を自転方向に加速し続け、スーパーローテーションを維持する役割を担っている』こと が明らかになりました。 スーパーローテーションが生じる原因がハッキリといたしました。 今回の研究成果は、「あかつき」プロジェクトが掲げる大きな目標のひとつが達成された結果だそうです。 これのデータで他の惑星の事も理解がすすむそうです。 『系外惑星のなかには主星の近くを周回しているために、主星の重力がもたらす潮汐力によって自転と公転の周期が一致する潮汐固定(潮汐ロック)の状態にあるとみられるもの』があります。 『こうした系外惑星では片側が常に昼、もう片側が常に夜の状態になるため、自転速度が遅い金星と同じような大気循環が成立している可能性を今回の発表では指摘』しているそうです。あかつきの活躍でまた一つ宇宙の秘密が解かれたって事ですね。 正直、あかつきはカナーリポンコツになってきました。 2010年に打上げたものの、エンジンの故障で金星到達が2015年にまで伸びて・・・ つまり、太陽の近くを5年にわたって飛び続けていたンですよね。 おかげで無駄に年齢だけ加算されまして・・・金星に到達したときは無駄に5年も太陽に晒されていたわけで。 5コある観測用キャメラの2コが不調→ストップさせたそうです。 体調不安を抱えたあかつきですが、これからも頑張って欲しいですね。 にほんブログ村 見たら…押して~♪ 福島産 特秀あかつき桃 (約2.2kg) FG5332 K&K にっぽんの果実 東北産 白桃(あかつき) 195g缶【 防災 非常食 備蓄】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.06.12 15:03:17
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