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2024.06.30
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カテゴリ:観光産業
このブログは、元・旅行業に従事していた「幸兵衛」(S12年生れ)が書いています。

トリップアドバイザーは、アメリカが本拠地の「オンライン・トラベル・エージェント
(OTA)」でクチコミサイトとしては世界トップと私は認識している。

そのトリップアドバイザーが、2023年4月1日から2024年3月31日までの1年間に世界中から
トリップアドバイザーに投稿されたクチコミと評価をもとに選出されたものとして、

「2024トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト アクティビティ」を発表したと
トラベルボイスWEBが報じた。

そこで改めて、トリップアドバイザーのHPを訪ねた。進歩したなあ、ここまで世の中が
変わっているのか、と情報の細やかさと利用しやすさの進化に驚いた。

【トラベラーズチョイスアワード ベスト・オブ・ザ・ベストの称号は、旅行体験における
最高レベルの卓越性を示すものです。過去12か月間に、トリップアドバイザーの利用者か
ら多数の高評価の口コミを獲得した施設やスポット、アクティビティに授与されます。
800万件の掲載スポットのうち、この功績を達成するのはわずか1%未満です。】

小さな文字で書かれているが、世界中の「タビナカ」800万件の掲載スポットが凄いと思う。
これだけの情報量を取りまとめるのは、さすがIT時代だなあと思った。

嬉しく思ったのは、その第一位が私の最も好きな観光スポット、ポルトガルの
「ポルト市内中心部の無敵ツアー」だったので、どれどれとページを読み進めると、これ
がOTAの姿なんだと思い至った。

そしてアメリカ企業だがこれが世界企業なのだとも思った。

「ポルト市内中心部の無敵ツアー」は

【ポルト市街中心部の無敵ツアーでは、市内の歴史的および文化的な見どころをゆっくり
と散策できます。地元のツアーガイドが参加者に合わせて物語や体験談を語ってくれるの
で、楽しみながら学ぶことができます。】と掲載されていて、料金が出ていない。

トラベルボイスの記事では

【事前の料金設定はなく、参加者は満足度と個人の予算に応じて適切と思われる金額を支
払う。欧州を中心に人気を集めている無料シティツアーのスタイルだ。】とある。

これも驚きであった。この「タビナカ」には9,267件の口コミがあって、とても良いと評
価した件数が8,879件だったようである。

世界中のナンバーワンが「ポルト市内中心部の無敵ツアー」というのは、クチコミ評価の
順位で最も評価が高かったもので、HPでは各国ごとのランキングも出ている。

日本の第一位が「新宿の東京バー巡りツアー-路地裏グルメの隠れ家バーを探索」である。
私は「へぇぃ~~、面白そうだな」と思った。そんな「タビナカ」があることも驚き。

【】内は転記

【東京新宿エリアの裏路地を散策し、隠れた日本のバーを訪れましょう。観光客には探し
にくいスポットを、ガイドが案内してくれるので、探す手間や計画を立てる時間を節約で
きます。現地のガイドが、お食事とお飲み物の選択肢を提案し、注文をサポートしてくれ
ますので、言葉が通じないストレスはありません。大人1名あたり¥16,900~】

日本のアクティビティーで私も知らないものがたくさんあり、ひとつひとつ興味はあるが
それは省略して、世界のアクティビティーベスト10を、ツアー名、地域名、国名のみ転記
させていただこうと思う。

残念ながらベスト10内に日本のアクティビティーはない。

1位 ポルト市内中心部の無敵ツアー ポルト・ポルトガル
2位 オールインクルーシブ ウブド プライベート ツアー ウブド・インドネシア
3位 キャプテン ジャックによるオールインクルーシブ アムステルダム運河クルーズ
   アムステルダム・オランダ

4位 シェムリアップからのガイド付きアンコールワット日の出ツアーを小グループで探索
   シェムリアップ・カンボジア
5位 チチェン イッツァ、セノーテ、バリャドリッドのオールインクルーシブ ツアー
   カンクン・メキシコ

6位 フィレンツェのベスト ツアー: ルネサンスとメディチ家の物語 - ストーリーテラー
      のガイド付き,フィレンツェ・イタリア
7位 クラシック インカ トレイル トレック 4D/3N からマチュ ピチュまで
   (グループ サービス)クスコ・ペルー

8位 ブダペストでのディナー&ドナウ川クルーズ
   ブダペスト・ハンガリー
9位 ハノイからの終日ニンビンハイライトツアー
   ハノイ・ベトナム

10位 シルフラ: プレート間のシュノーケリング - 現地集合
   レイキャヴィク・アイスランド

これだけ並べて見ると、世界中でアクティビティが売り出されている事実と、クチコミに
よる件数の多さに感心する。

アクティビティは「体験」、その旅で何を体験したかが旅行の目的になる時代に、世界は
もうすでになっていると感じた。

改めて思うことは、観光とは国の光を観ることである。国とは地域、地域には誇れる観光
資源が眠っている。隠れた日本のバーを訪れるのも発想として面白いが、その地域を広げ
て欲しいと思う。

第一位の場合はガイドが主役、人が人に触れあうことで人気を得ていると思う。私もポル
トで出会った人たちのふれあいがあった。いまもそれは人生の宝物として心に生き続けて
いる。旅の魅力はやはり人間だと思う。





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最終更新日  2024.06.30 10:00:15
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