空のオルガン

　さだまさしファンには何とも嬉しいお年玉でした。
　子供たちもだありんも布団に入ったので、１人でゆっくり見ることができました。ああ幸せな一年の始まりです(^o^)
　あ、寝る前にお姉ちゃんがさださんを見て一言、「この人芸人？」
　さださん、すみません<(_ _)>親の躾が行き届きませんで・・・。
「お母さんの大好きな歌手ですっ！
　いつかコンサート連れてってあげる。あ、でも昔落研にいたから、お話も上手なのよ。その時の名前はね、飛行艇墜落っていうのよ～」などと熱くなる母をよそに、とっとと布団に入ったお姉ちゃんでした。

　「親父の一番長い日」フルコーラス歌ってくださいましたね。
　何年か前に、BSでさださんが視聴者のリクエストにこたえて上位の歌を何曲か生で歌うという番組がありましたが、この曲は入っていたにもかかわらず、その時聞くことはできませんでした。１０数分という長さのためだと思います。
　なので、今回も聞けるとは全く思っていませんでした。「これ(この曲）いっていい？」などとさださんがスタッフに尋ねるのを見ても、「無理でしょう～」と気にかけていなかったのです。それがなんとＯＫが出て！
　フルコーラス聞いたのは何年ぶりでしょう？２５年くらい？うわあ・・・
今度いつ聞けるかわかりませんもの、全身耳にして聞かせていただきました。とてもとても濃い１０数分でした。

　１：３０頃、ピーピーピー！　
　集中して見ているところでファンヒーターのアラームが鳴りました。こんな時に給油ランプがつくなんて！しかもＮＨＫですよ、ＣＭないじゃないですか。
　そばにあった毛布にくるまって、番組終了まで頑張りました。

　
　番組の中で印象に残った言葉がいくつもあります。
「昔、お母さんは眠らない生き物だった」もその一つ。誰よりも早く起きて、誰よりも遅くまで起きていたお母さん。自分の時間なんてありませんでした。「♪かあさんは～よなべ～をして～」という歌が、心に染みたのは遠い過去のことになりつつあります。子供なんて「よなべってなに？」ですからね。まあ、休みの日は誰よりも遅く起きてる親（＝私）を見ているから、仕方ないかもしれません。

　さださんが読んだお手紙(はがきじゃなくて封書）の中で、警察の方でしたか、手書きで文字を書くことが少なくなった事が『タイカン(字がわかりません）不安』を大きくしているのではないか」と言うことを書いておられました。これも心にとまった言葉です。
　ワープロは便利だけど、人の手で書く作業をそっくりそのまま代行する道具にはならないと、私も思っています。書く以外にも、様々な作業が便利な道具の力を借りて簡単にできるようになりましたが、簡単になった分、気持ちは伴わなくなっていると感じます。

　「案山子」も、懐かしかったです。
　私は引っ越しが多かったのですが、この曲の１番の歌詞に出てくるような町に住んだ後、２番の歌詞に出てくるような町に越して、この曲を聴きながら思いをはせたりしていました。
　進学で家を出てから、絶対自分からは家に電話しないぞと妙な誓いを立て、１ヶ月半ほどして父からの電話を受けたときにも、この歌を思い出しました。いつ聞いても、いい歌です。

　そうそう、去年「きよしとこの夜」にさださんが出演されたときに気になっていたピアノのおじさん(失礼）も出ていらっしゃって、やっとお名前がわかりました。
　彼の名は、倉田信雄さんです。
ピアノだけではなく、コーラスもすればラッパ(案山子の間奏で吹いていたのは何でしょう？オーボエみたいな音だったような・・・）も吹いちゃう。もしかしてすご～いお方なのでは？オフィシャルＨＰはあるのでしょうか？

　夜に見られる虹があることも初めて知りました。

　また、こうして私たちがお正月を迎えてる間にも一生懸命働いてる人がいろこと、番組の表に出る者以上に、裏で動いているスタッフが大変なこと、お正月だけど様々な事情で帰省せずにいる人、などに目を向けるさださんが、さださんらしかったです。

　この番組、毎年恒例にならないでしょうか？←ＮＨＫさん、是非ご検討下さい。
　この３日間、あちこちのお正月番組で♪と～しのはあ～じめ～の～♪と聞こえてくるのですが、そのあとついつい、♪さ～だ～ま～～～さし、ワ～♪と、番組のジングルが口をついて出てきます(^_^;)