空のオルガン

　昨日の放課後、う～のはリレーの練習をするんだと、友達と待ち合わせて学校に行きました。練習でなくても、外に出るときは水筒持参です。まだまだ暑いですからね～。たっぷり入れて、持たせました。

　思っていたより早く帰ってきました。練習うまくいったかな？
「お"ち"ゃ～。お"ち"ゃない～～～～」ヘトヘトです。お疲れさん。

「お茶、いっぱい入れといてよかったね♪」
「でも、○○ちゃんが全部飲んでしもた」

　詳しく聞くと、お茶を持ってきてたのはう～のだけ。
　○○ちゃんが「のど乾いた～」と言ったので、う～のは自分のを「飲んでいいよ」と渡し、○○ちゃんが休憩している間、リレーの練習をしてたそうです。で、う～のも休憩しようと戻ってきたら、水筒が空っぽ。う～の曰く、「○○ちゃんなあ、３杯も飲んだんやって。う～の１杯しか飲んでないのに。『私の分残しといてな』って言うたのに」

　○○ちゃんも、よっぽどのどが乾いてたんかな～。
　でも、全部飲んだらう～のの分なくなるやん。残しといてって言われたんなら、残しとかなあかんなあ。しかもそれをう～のに言われても「え～」って言っただけで、ごめんの一言もなしだったとか。

　「だから、もう練習しても、お茶飲めへんし、熱中症になったらこまるから早く帰ってきた。」
　「う～ちゃんもいっぱい飲みたかったやろ？でも友達に分けて、偉かったな～。残ってなかったのは残念やけど、う～のは優しい！う～のはよい子！」
　夕食前でしたが、お茶の代わりにジュースを入れてあげました。しかも氷入り！大サービスですよ～。「お母さんも飲む？」と聞いてくれました。

　小学３年生・・・どこまで人のことを考えられるのか、個人差が大きいように思います。
　う～のだって他のところで迷惑かけてることはあるだろうし。
　目先の小さな事、己の損得でやいやい騒ぐ子もいれば、全体をみて自分がどう動くべきか、自分で判断できる子もいます。まだ許してもらえるかもしれないけど、いつまでもそれに甘んじてもらっては困ります。
　う～のもまだまだムラがあるので、修行してもらわないと。

　「お茶がなくなった時用に、１００円持っていっててん」へえ。用意のいいこと。
　「でもな、コーラ買おうと思ったんやけど、いっぺんに全部飲まれへんし、残ったの自転車のかごに入れて帰ったら、アワアワになるからやめた」
　だからお茶買ったらええんちゃうん？今ひとつつかめないう～のの心。
　成長してるのかしてないのか・・・。