空のオルガン

　お風呂上がりのう～のとモンが、きゃーきゃー騒ぎながらリビングに来ました。
　軽い興奮状態です。

　　　私「うるさいなあ」
　う～の「お母さん、あのな、あのな、すごいで！」
　　　私「何がや」
　う～の「あのな、パンツを、ちょっとずらしてはくねん。」
　　　私「・・・」
　う～の「ほんでな、見といてよ」

　扇風機の風を下から当てて、何やらポイントを探しています。
　
　と、ある位置で、扇風機の風に当たったパンツがパタパタ・・・というよりもっと早く、
ブルブルブルっと震えるように動きました。う～のとモンは大笑い。

　「キャー！これこれ！おもろー！」

　・・・・・何なんや。

　う～の「お尻に、何かおるみたい！ブハハハ！」
　　モン「これ、おすすめ！お母さんも、やってみて！」「せーへん！」

　「ほんまにう～のは・・・。そういうことばっかり思いつくなあ」
　「考えたの、お姉ちゃんやで」

　すごいやろ？と言わんばかりの、どや顔もモンが胸を張って立っています。

　まだまだ興奮冷めやらぬ二人を前に、脱力する私。
　低学年ならまだしも、小６と高３ですよ？

　どんな育て方をされたのやら。親の顔が見たいわ