空のオルガン

YOASOBIの「たぶん」から。
「あんなに輝いてた日々にすら　埃は積もっていくんだ」

　最初歌詞を見た時に、うっかり、埃は「溜まって」いくんだ、と読み違えてしまいました。
「埃が積もる」と「埃が溜まる」は、同じようで違うな～と。だってこれ、歌詞が「溜まっていくんだ」だったら、印象が全然違うもん。言葉選びは大事です。

　もう一つ目に留まったのは、「優しさの日々を　辛い日々と感じてしまった」の部分。
　夫がね、休みの日には料理作ってくれたり、日曜日なんかは多めに作って、月曜日まで持つようにしたりします。車のタイヤ交換もいつの間にか私の分も済ませていました。
　優しいやん、という人が殆どですが、本当のところはわかりません。タイヤ交換、私も自分でしたい。できるようになりたい。過去にやろうとしましたが夫が横取り「あ～、するする。置いといてっ」料理もそんな感じです。夫がいる時に台所に立つと、「するからっ！」と。怒り口調なのでね。夫はいろんなことができるけど、教えようとはしません。自分で背負うことが優しさだと思っているのか？それだと私には辛い日々になってしまうな～。

　「たぶん」はこんな夫婦にも染みてきます。

　そんなことを考えていたら、テレビから「大恋愛とは」の声が。50代はこれまでの自分を振り返る事が多くて、過去の恋愛を思い出しては、「あっちを選んでいたら」などと思いがちなんだと。
出演していた人が「誰と結婚しても、そんなに変わらない」と言っていました。「あっちを選んでいたら」と思っているなら、誰と結婚しても同じように思うだろうし、「この人と結婚してよかった」と思っているなら、他の人と結婚していたとしても、その結婚相手に同じように思うだろう、と。
　それはそうかもしれないけど、やっぱり、考えてしまう年代なんですよ、という別の出演者さんにもうなづいてしまいます。

　比較的安定している時期もあれば、揺れ動く時期もあります。私は・・・自分では揺れているかも、と思っているけど、人から見たらかなり安定してるのかもしれません。
　もうちょっと先には、もっと大きな揺れがあって、それを超えたら、自分の人生を「賑やかで何よりなこっちゃ」って言えたらなあと思っています。

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