空のオルガン

う～のが本を買った。
　普段はほとんど本を読まない。新聞もみない。たまに波が来て、数冊まとめて買う。
　

　今回は欲しい本が７冊あって、うち４冊を購入した。





・檸檬先生
・レゾンデートルの祈り
・かがみの孤城
・夜行秘密

　積極的に本を探すタイプではないと思う。本好きな友達からのおすすめや、ネットでたまたま目に入ったものでピンときたものから選んでいるのだろう。

　すでに２冊読み終えてはいるが、文字を追うことはできても、内容が頭に入ってこないという。うつになってからずっとそうらしい。それでも読む気力はあるのだなと感心する。

　かがみの孤城は平積みを見つけて足を止めたものの、残念そうにしていた。
　文庫本は嫌いだそうだ。上下巻に分かれているものも。その後１冊にまとまっている単行本を見つけて喜んでいた。　

　今日も「う～ののレゾンデートルはまだ見つからないよ」と言った。
　お母さんも見つからないし、多分誰も見つけられないよ。お母さんは、見つける気もない。
　生まれる時に、神様か何か知らないけど、天が「この世に行っといで」と送り出したんだと思うから、レゾンデートルなんて送り出す側にはわかってるんじゃないの？こっちがそれを知っててもいいし、知らなくても別に構わないと思う。

　その前に、「お母さん、レゾンデートルって知ってる？」と聞かれて、初耳だったので聞き返そうとしたが、言われた言葉が覚えられなくて「レ？レゾ？」と、単語を頭に入れるところからの話になった。
　レゾンデートルはフランス語で、存在理由っていう意味だって。
　
総額７０００円弱。う～のには大きな出費だけれど、それだけ出しても買いたかったので満足している。
　実生活での経験値が低い分、たくさんの本を読んで世界を知って、少し楽になれればと思う。

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