空のオルガン

新しいお財布がほしいなあ、と思ってから５年くらい？先日、やっと買い替えた。

　薄さを優先にネットである程度絞り込み、今月前半のある日、梅田と難波を歩き回った。現物を見ると手触りが思ってたのと違う、とか、店員さんが合わなかった、とかで頭の中のリストに赤線を引く。一番の候補は店にはなかった。
　一日歩いて最後の最後、阪神百貨店で出会ったのがJETSETTERという会社のもの。リストにはなくて、たまたま見かけた。

　​jetsetter　本革製スリムウォレット
　外側にポケットがあれば申し分ないんだけど。どうしようか。売り場から一旦離れて考える。もっとよく見て、と売り場に戻る。もうちょっと考えて、とまた離れる。そんな事を３０分ほど繰り返したか。不審者やん！
　行ったり来たりにも疲れてきて、こんなに迷うなら買っちゃえ！と思い切って購入。

　で、数日後。やっぱり最初の候補が気になり、今度は神戸へ出向いた。
　すぐに目的地に着き、なんとなく視線をむけた方にその商品があった。
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【クーポン】財布 超薄型財布 極薄型長財布 2wayポケットウォレット レディース メンズ 薄い スリム 軽い 本革 日本製 introduction イントロダクション 1901-442 レッド/赤 ネイビー グリーン/緑 グレージュ グレー ブラック/黒 イエロー
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手に取って、相性の良さを感じた。けど、jetsetterもいい。使い分ける？
　財布に１万円以上出すって、贅沢すぎる！それを２つも買うの？と思う私がいる。
　お金は大事。お金を入れる財布も大事。そこケチったら入るものも入らへんで、とささやく私もいる。

　ん～～～～～～、どうしよう？と、ここでまた１時間ほど悩む。

　結論。
　しょっちゅう買い替えるわけじゃなし（私はね）、でも使用頻度が高いものだから、気に入ったものを使うのがいいのではないか。後から「あーーー！やっぱり買っとけばよかったーーー！」と思うくらいなら、買えば？財布二つ持ちも、やってみたら、次回の買い替え時の参考資料ができるでしょ。

　ということで、こちらも購入。

　今回、なぜかう～のが「財布は寝かせておくといいんだって。使い始めは一粒万倍日がいいんだって」としきりに言ってきた。それが決定打ではないけれど、私もなんとなくそうしようかな～という気になって、（私にしては）大金を新しい財布に入れて数日保管し、昨夜（財布の使い初めに良い日だったらしい）古い財布と入れ替えた。

　お札に小銭に電子マネー各種。ショップカードに割引券に図書館の貸し出しカード、お守りと、お守り代わりの、モンやう～のが小さい時描いてくれたメッセージカードetc,etc。古い方の財布はパンパン！分厚くなって、小さいカバンはぎゅうぎゅうに詰まっていた。

　「お財布は、お金を入れる所だよ」とう～のが言う。
　カード入れを別に用意した方がいいね。今度買おう。「今度」はいつ？それまでどうする？
　・・・とりあえず、手帳のカバーのポケットに押し込んだ。ぎゅうぎゅう。
　手帳カバーには前からいろんなものが押し込まれている。A型なので「備えあれば」と何でも入れる。
　付箋、シール、ポチ袋、ポリ袋、モンとう～のの小さい頃の落書き（ここにも！）、何年も前のメモ書き、手帳用下敷き３枚、一つずつう～のに見せては「それ、なくても大丈夫じゃない？」と言われる。
　「必要な時は、コンビニとかで買えるでしょ」
　「はい・・・。でもさでもさ、ポチ袋とか、ちょっとかわいいやつで渡したくない？いかにもそこらで買いましたみたいなのって・・・」
　「お母さん。それ、持ち歩いてて、使った事あるの？持っててよかったって思ったことあるの？」
　「ないです・・・」そうね。手帳に挟んでるもの、１０年以上、ひょっとしたら２０年以上、ただ挟んでただけだわ。使ったことない。

　「う～の、まだいたほうがいい？眠くなってきた」
　「ああ、ごめん。寝てよ。でもう～ちゃんに言ってもらうと、はかどる」
　「う～のだったら何て言うかな？って考えながら片づけたらいいんじゃない？」
　「そだね。」
　なんて話してるうちにこっちも眠くなってきた。続きは日をあらためて。財布は新しくできたので、今回はこれでよしってことで。

　（それにしても最近、う～のが親かと思うような場面が増えたなあ。）
　
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