現役うつ患者うつおの闘病日記、素敵な言霊を待ってます

（長いです）

週末は子どもたち、小学４年から６年まで、を連れての野外キャンプでした。
毎年なら、学校の校庭で行うものでしたが、今年は、某キャンプ場で開催されました。いい天気でよかった。

僕もスタッフの一人として参加。
６年生のリーダーです。

朝、９時に集合、割とゆっくりしてくれてたので、それほどつらくない目覚めでした。
準備も整い出発。
約２時間の行程です。

元気一杯、笑いもたくさんありました。

ところが、電車にゆられ、山道を登り、ようやく着いた時、
元気は潰え、激ウツに。
前日、仕事でスパートをかけていた疲れが癒えてなかったのですね。

悟られたくなかったのですが、もうダメです。
みんなが着いてからの準備に勤しんでいる間、イスにへたり込んで、寝逃げしてました。他のスタッフには、昨夜、徹夜に近かったのでと説明。
もちろん、ウツであることを知ってくれてる人は、無関心を通してくれました。
ありがたかったです。

もう、鼓動はドキドキ、子どもたちのはしゃいでいる声が無性に癇に障ります。そしてたまらない疲労感に身体が縛られていました。まったく動けません。おそらく、表情もない能面になっていたことでしょう。

しかし、負けられません。
なんのためにここに来たのかと自問自答。ウツと戦ってみました。

そうすると、少しだけ体が動き出しました。
鬱陶しさは完全には消えないものの、ボランティア精神を思い出すことでなんとか自分を取り戻せました。
約１時間、ウツに完全に負けていましたが、なんとか活動再開。
それにしても、ヒンシュクは買ってしまったことでしょうね。

どっちにしても活動しなければならない時間にはなっていました。
子どもたちをつれてディスクゴルフです。
フリスビーを使ってするゴルフ大会の引率です。
自然のなかをうまくつかったコースなのですが、とにかく蚊が多い。
僕はひどい目にあってしまいました。
半ズボンの両足だけで２０箇所。
気が狂いそう（笑）

でも、そのかゆさのおかげでウツはどこかへ去っていきました。
不思議なもんです。

その後、夕食作り。
カレーです。
いまどきの子どもたちは、特に男子は料理なんてまったくできません。
にんじんやじゃがいもの皮むきから教えないといけません。
多人数なのに、役割分担も自分たちでできませんから、力関係でおいしそうな作業が決まります。ところが、それがおもしろくないとほっぽり出す。
そういったことを指導しながら、なんとか作業を続けさせます。
非常に疲れます。
ウツがチラチラと顔を出してきます。
なんとか抑えましたが。

夕食は、あんまりおいしくないカレーだったものの、なんとか食べられるものになり、楽しい夕食にはなりました。
失敗も忘れて、笑いが一杯の団欒です。

そして、キャンプにつきもののキャンプファイア。
盛り上がりました。
すっごく楽しかった。
キャンプ場のスタッフがいろんな出し物をしてくれて、楽しませてくれました。このときは僕らスタッフも客として楽しめました。

後は子どもたちをテントに押し込み、寝かしつけて、って寝るわけないんですけどね、とりあえず、一日の役目は終了です。

そして、大人の楽しみが始まります。
少しだけですけど、お酒が出てきます。
これが、例年の楽しみなのです。
お酒が入って、長い夜に会話の花が咲きます。

ところが、今年はもう僕はダメでした。
ビールを少し飲んだところで、倦怠感に襲われました。
もう寝なければダメだと。
もうすこし話したいこともあったんですけどね。
僕の再就職の話や、ウツの現状など話しておくべき話は多かったのですが。
理解者への説明義務ってやつですか。

でも、できませんでした。
寝てしまったのです。

かなり、ぐっすり。
朝の目覚めのなんと爽やかなこと。

２日目はラジオ体操からスタート。

その後、クラフトを作りました。
かえるや鳥の木枠を焼いて、プレートを作りました。
各々で絵を描いたり字を掘り込んだり。

その間、ウツがふつふつと出ていましたが、なんとか耐えられました。
やっぱり、朝はまだまだウツから逃げられませんね。

昼食はやきそば。
もう子どもたちだけでも大丈夫になってました。
一日で子どもは成長します。

おかげで、かなり楽をさせてもらいました。
ウツもそれほど出ることなく楽しい一日になってました。

帰り道は少し怖かった、前日、激ウツになりましたから。
帰ってきて、そうなるかなと。

でも、もう大丈夫。
この日はウツに完全に打ち勝ってました。

反省会と称する飲み会でも、楽しく飲めました。
ウツに勝った一日でした。

総じて、１日目の１時間、完全にウツに打ちのめされましたが、残りは苦しめられましたけど、耐えられました。
というか、それほど、苦痛でもなく過ごせました。

これは、どう捉えればいいでしょう。
新職場でウツに負けていた時間が訪れたら、最悪です。
でも、なんとか耐えられるんじゃないだろうか。

少し希望が持てました。

けど、まだ、全部を楽しむ姿勢にはなれません。
厭世観や倦怠感は時々出てくるし、仕事にたいして楽な仕事を選んでしまう情けなさなどは、まだまだウツ病の領域から抜け出せていないと思います。

今朝は、充分すぎるほど睡眠をとったはずですが、ウツウツで目覚めました。これから、食事をすませて薬を飲もうと思います。

さあ、それから仕事です。
今日は、のんびり、少しだけにしようと思います。
正直、疲れが取りきれてませんから。