2009/10/19(月)02:43
あづにゃんは辛口です
「けいおん!」リプレイ視聴中。今回は7話「クリスマス!」。
吾妻ひでお先生が、ご自身の日記でアニメの「けいおん!」を「空虚だ」と語っていたのが、けっこう話題になっているらしい。
http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51518538.html
私はこの日記は、書かれた当時にtwitterでとり・みき先生経由で知ったのだけど、その時は「けいおん!」批判(?)よりも、とり先生に対して「秋田書店の仕事(今年のクルクルくりん)なんか、真面目にすることないんだよ」と言っていた方が気になっていた。あと「ダヴィンチは嫌いなので、封も開けずに捨てた」とか。まそれはともかく。
吾妻先生いわく、「ギャグもナンセンスもユーモアもエログロもストーリーらしきものも何もない。ちょっとしたフェティシズムがあるだけ。このアニメ作ってる人も見てる人々もそんなに現実イヤなのか?」と。
そして「原作はまァまァのほほえましいほのぼの4コマ漫画だ。原作生かせよ!」とも。
「けいおん!」がアニメでブレイクしたのは、原作に加えてシナリオや演出の過剰な盛りがあったからだと思う。もちろんヒットした要素のひとつに過ぎないにしても。今回でも平沢姉妹の子供の頃のエピソードとか、商店街の買い物とかが、うまく「クリスマス会」につながるようにプラスされていた。しかしそれらの「プラスされたエピソード」を「空虚」と感じるのはなぜだろう。
そここそが、吾妻先生と他の凡人たちを分けている所なのだろう。吾妻先生は既にマンガ界では仙人みたいな方だから、「けいおん!」のメイン視聴者たちとは違うものが見えているのかも知れない。