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カテゴリ:ライトノベル
先月発売されたばかりの「このライトノベルがすごい!文庫」の新刊「ファウストなう」。
タイトルから分かる通り、文豪ゲーテの「ファウスト」を下敷きにして書かれた作品であり、手塚治虫先生の「ネオ・ファウスト」からもいろいろと影響されているという(後書きより)。 とりあえず、主人公が悩む。その悩みを軸に展開していくストーリーの読み味は、ちょっと固めの文体や、細かい所まで描き込まれたイラストとあいまって、ライトノベルの中では多少ライトじゃないけど、面白い。 面白いと言えば、この作品のコピーが「悪魔が来たりて力士になる」というものであること。「悪魔」と「力士」とくれば「デーモン閣下」しかいない。そして「このライトノベルがすごい!文庫」は宝島社。よもや昔の宝島を作っていた人が今は「このラノ文庫」にいて、この小説を刊行したのか? ちなみに自分は、先日発売された「このライトノベルがすごい!2013」を読んで、表3(裏表紙の前)の広告を見てこの作品を買おうとしたのだが、すでに本屋からは撤去されていた。発売(11月5日)から1ヶ月足らずで返本されるとはなんとも不憫である。ただこれから何作かコミカライズもされるらしいし、もしアニメ化される作品も現われたら、発売後すぐ返本なんてことにはならないと思う。 【送料無料】ファウストなう [ 飛山裕一 ] 【送料無料】このライトノベルがすごい!(2013) [ 『このライトノベルがすごい!』編集部 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/12/04 06:14:17 PM
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