リミット-刑事の現場2-★★★ 3話 平成21年7月25日(土)放送
いや、このドラマの評価は難しいよ
脚本が遊川さんなのです NHK初登場らしい
あのワースト「女王の教室」の脚本家です
リミット 極限ですよね
まさしく極限のドラマです
1、2話と見てきた
凄いと高く評価したい気持ちと
めざとく作り上げようとしているだけの嫌悪の気持ち
これが交錯して決められない
3話で主人公2名の背負っているものが分かってきた
それでも、未だに評価しかねている
■梅木刑事は、18年前に恋人を殺された
訪ねて行ったときは無事だったが
逮捕状をもらいに署に帰った間に殺された
自分が許せずに、葛藤した
何のために生きるか?
結論は 犯人を殺すまで生きているだった
警察では出世などは諦めている
昔の部下が上司になっている
警察の法規など無視して
犯人を追い詰めるためなら何でもする
容疑者を殴る 脅す
令状がなくても家宅捜査する
犯罪者から守るためなら何でもする
今回のストーカー事件は明確だった
とにかく、尋常でない
「白夜行」よりも 極限の刑事です
■加藤は異動してきたが梅木の監視係を命じられる
人権や、正式な手続きの捜査を守ろうとする
しかし、次第に影響を受けていく
今回は、かなり自分で捜査した
最後は、自分の甘さを思い知らされた
一方、同棲している茉莉亜との愛ももつれていく
茉莉亜は恋人が目の前でひき逃げされ死んだ
その茉莉亜をフォローする中で加藤は愛したのだ
妊娠までしたのだが、元恋人との間で葛藤している
自分の本当の気持ちが分からない 伝えられない
だから、加藤は茉莉亜との間で 本当の愛だと確信がない
■とにかく 画面が暗い 武田鉄矢さんが暗い
事件でも、武田さんは ひどい 不法捜査で、人権無視だ
でも、犯人を追い詰めていく
事件にならないことでも、真相を突き止める
だから、そんなやり方も許してしまいそうだ
今のところ犯人は、真犯人だから許せる
だか、冤罪を作りそうな捜査手法だ
100人の犯人を捕まえても
1人の冤罪を作っては駄目なのか?
それなら 10人しか犯人を捕まえられなくてもいいのか?
遊川さんは、意図的に無茶な人物を登場させて
視聴者を挑発している どうなんだ!
答えはない
挑発すること自体が好ましくないと思ってきた
■台詞も重々しく 心に届く
役者の渾身の演技で 魅せられる
凄いドラマだ 極限のドラマだ
評価は最後まで悩むだろう
50%は★5つですが
50%は★1つです
結局、★3つとします
(キャスト)
加藤啓吾 ...... 森山未來 (28歳・名古屋中央署に異動)
梅木拳 ...... 武田鉄矢 (59歳・中央署でも浮いている一匹狼的存在)
東野恵一 ...... 杉本哲太 (44歳・刑事課長。警視)
太宰満 ...... 伊武雅刀 (55歳・課長代理。警部。)
筒井薫 ...... 若村麻由美 (44歳・庶務係。警部補。)
伊坂聡 ...... 細田よしひこ (24歳・警部補。啓吾の後輩)
青井茉莉亜 ...... 加藤あい (29歳・啓吾の婚約者。)