アオサギに釘付け【君たちはどう生きるか】鑑賞
たしかにアオサギに出会うといつもドキリとしていたし、あの独特の歩き方を真似してみたり、今にも喋り出しそうな目つきと、ちょっと寝癖みたいな頭の毛に笑いが出つつ、じっと動かないと思いきや突然にでかい羽根を広げ飛び立つとこなんか、ぞくぞくする変な生き物だなあと、ずっと思ってきたけど。そうか、そんなアオサギに導かれる少年の話でした。あの宮崎駿監督が長年温めてきたという【君たちはどう生きるか】私はすごく興味深く見た。なんならラストあたりは勝手に涙が出た。期待が大きすぎて、なんだ意味がわからん、退屈、ツマンナイ!という声もけっこうあるみたいだけど、これまでのジブリ作品の集大成と言えるのではと感じた。何しろ映画館のスクリーンで観る価値を存分に感じる美しい絵は言うまでもなく、どこかで見たことある、トトロの世界や、あるいは千と千尋や、ポニョや火垂るの墓や、ナウシカや、いろんなキャラや景色が融合していたし、声優もよかったし、ストーリーは何かってそれは、この世とあの世の境に翻弄されつつ、戻りたい過去や逢いたい死人や未知なる死後の世界や、時を経て自分へと繋がる命のバトンや、さあ、これからどうするかと、その答えは君次第だと、とりあえずは今を受け入れて生きようではないかと、塔は崩れるのではないのか。なんやったん!!いみわからんと、上映後に目を丸くし話し合う若者たちよ、それでもよいのだよ。ときっと宮崎監督も、鈴木プロデューサーも笑っていることでしょう。とにかく今を生きていかねばならないのだから、いろんな世界を見てみた方がいいに決まっている。ありえない世界をありえるふうに描けるのが映画の醍醐味。良い金曜日でした👏#きみたちはどう生きるか #宮崎駿 #ジブリ#君たちはどう生きるか #映画好きな人と繋がりたい #映画鑑賞#アオサギの声は菅田将暉