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テーマ:愛犬のいる生活(77206)
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家畜は、いつしか親しみを込めて「愛犬」と呼ばれる。 が、奴らは、野生であり畜生であり家畜であり、愛犬である。 飼い主の、仕草や動作や眼差しや声をかなり注意深く観察し 生活のリズムを学習し、アイコンタクトや声でコマンドを瞬時に理解する。 「座れ、待て、伏せ、付け」は、基本中の基本。 が、「あっ!コラ!ダメ!ヤメレッ!バカタレ!」も、基本中の基本なのだ。 平時、コマンドは効く。 が、平時以外、コマンドは意味をなさない。 平時とは、家族がそばにいて、毎日繰り返される穏やかな日常を言う。 が、生活はそんなに甘くはない。 「穏やか?」などどこを探しても見当たらないのが、普段の日常である。 常に非常時だと言える。 で、僕は思う。 コマンドが効き、平和で穏やかな「愛犬」との日常など 教科書だけの小奇麗な世界。 大人の世界は「あ”~~~~~~~~っ」な日々なのだ。 日々是戦場。 そんな野生の、唯一の最大ターゲットは食べ物。 加減などありえない世界だ。 家でも外でも、何度「あ”~~~~っ」を味わったことか。 野生と畜生と家畜と愛犬は、同義語だ。経験上・・・・おそらく。 食べ物に対する、制御不能な鬼のような野生の本能。 が、食べ物に礼を尽くす事もある、まれに。 「食べ物さん、ありがとう」と、言う。 食べ物を得る為に、バニラは居住まいを正す。 神に感謝する如く。 散歩コースのおやつを貰えるお宅前。 バニラは背筋を伸ばし、ひたすら人の気配を探る。 10分でも20分でも。 獲得出来る確率は、4~5回に一回程度。 シャッキ~~ンな、バニラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年05月17日 18時17分40秒
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