最高気温26℃。曇り。蒸し暑い。
小麦刈り取り開始
いよいよ小麦の刈り取りを開始することに。
手刈り…。コンバインはどんなに掃除しても米にムギが混じってしまうので使えないので鎌で刈り取らないといけない。
本当に子供のころに稲刈りを手伝って以来の手刈り。一往復してはお茶を飲む。昔の人はこんなことを数反、数町の広さをやっていたのだから偉大だ。
父にも手伝ってもらって午前中まででやっとこれだけ。4分の1も終わっていない。
ムギは稲に比べてワラが硬いし横に広がっているので株をつかみにくい。茎のしなりも少ないのですぐに折れるので感覚をつかむまでは難渋する。
さすが年の功がある父は3条刈りでスムーズに刈っては結束していく。この結束が僕は苦手で父の倍の時間はかかっている。麦をある程度、5,6株分刈って稲ワラで結束するのだけどコツが必要で、いい加減に結束するとすぐにばらけてしまう。
それにしてもかなりの落穂が発生する。乾いているので少し穂と穂がこすれるとポキリと穂の部分が折れて落ちてしまう。
ミレーだったかの「落穂拾い」という名画があって、農家が穀物を刈り取った跡、貧しい人がこの落穂を拾い集めた風景と子供のころに習った。実際麦を刈り取ってみて思うのだけど、これだけたくさん落穂があると放っておけば雑草化しかねないし、ただ貧しい人が拾うというだけじゃなくて農作業的にも重要な作業だったんじゃないかな。などと考えつつ刈り取り。
しかしこれだけ落穂が発生するとなると少し刈り取り時期が遅れてしまっていたのではないかと不安に。まあよく乾いているのは悪いことじゃない。
で午後6時ごろこれだけ刈り取ることができて今日はこれで終了。あと3分の1ぐらい残っている。
今朝までは明日は曇りだったのに、午後になると明日は雨の予報が出たので刈り取った麦を積んでシートを被せておいた。こういうときの天気の読み違いは痛い。どうも昨日開始が最適日だったみたい。
明日雨ならまた数日乾燥させなければならない。何とか田植えまでには終わらせないと。
シートを掛け終わった後に、名画にならって落穂拾いをしてみたがざっと回って肥料袋に半分ほど集まった。重さとしては1kgぐらいかなあ。後は鳥にあげることにした。
それはともかく、穀物を育てるのは楽しい。