さとがえり と ばばぁ
12月の里帰りを予定はしていたが、また義母リンダに邪魔されんじゃねーかと予定を立ててなかったのね。なんかさ、この結婚で一番学んだことって「諦める力」かな。何もかもババァによって潰されてきた。で、諦めることに慣れてきたのね、哀しいけど。まぁ、元々ジジつきババつきの本家で育ったんで、日帰り旅行はしても泊付きとか諦めたり我慢することが多かったのね。だから慣れてるっちゃぁ慣れてるんだけどさ。が、実家での「諦め」は純粋にジジババが年寄り達だったから親が気を利かしての「諦め」。今のようにワザと悪意のある邪魔をされての「諦め」とは違ってた。私が結婚した時、義両親達はまだ60代だった。そうまだまだ健康な状態、うちの実家のジジババ達とは違うわけよ。それなのに一々邪魔しやがって。そんな中、先週土曜日に日本への里帰りどーする?と夫が。イヤイヤ、アンタらやんか物事がスムーズに進まない原因はぁ。ババァはいいから日本へ行こうよ と夫。で、そこから一気に計画を立てホテルや国内線のチケットの予約をした。ついでに今日、国際免許証もとったざんす。北海道で運転するため。が、まだアメリカから日本への航空チケットを買ってないんだよね。きっとNYかシカゴ当たりの乗り継ぎになると思われ。知ってた?DCー東京路線よりNYやシカゴからの方がエコノミークラスなら$1,000安いって。まぁ、DC路線はドル箱路線だし、便数も少ないからね。まぁまぁ、冬休みが始まるまでなら席はあるでしょ。問題はやっぱりババァやねん。それと夫さ。ババァに内緒で計画を立てるが、喋りの夫がいる。アンタ、出発前日まで私達の里帰りの話をババァに言うんじゃねぇぞ。ほんっと母親に似て人に自慢できること(私にとってはただの里帰りでも、夫にとっては人に自慢できる旅行らしい)は口が軽い軽い。去年さ、年末に日本に帰るからって春のNY旅行や夏の花火大会でホテル泊をずっと我慢したのさ。ところがフタを開けると、秋にフロリダと感謝祭の義両親宅訪問で日本への里帰りはなしとなる。なんでや?ババァと夫で決めたようである。が、夫が計画した感謝祭に義両親宅訪問を受け入れていたリンダがギリギリになって急にちゃぶ台返し。ここまで母息子2人だけのやり取り。が、ババァが私を巻き込んだ。今年の感謝祭は遠慮して欲しいと夫を説得してくれとさ。何がどーなってんの?さっぱりピーマン(死語?)。アンタら母息子で話し合いなさいよ。が、それでも夫を説得してくれと私を巻き込むババァ。で、スピーカーフォンで3人で話したらええやんか。アンタの嘘もバレるしええやんか。が、スピーカーフォンに切り替えた途端、大声で泣き叫び出したババァ。(そうか、この手があったか。泣きゃぁ思い通りになる生活を送ってきた人間が使うカードさ)ホント、すっげーデカい声で泣き喚いてたんだから。何が起きたんだ?と声が響くTELをしばし見つめたもん。夫はババァの変貌ぶりに狼狽えて私を責めるしでカオス。阿鼻叫喚 結局、去年一年どこにも、ホントーにどこにも行かずに終わった... もちろんフロリダもババァに邪魔されてなしよ。私、忘れてないから去年のあのカオスを。今年、里帰りの計画をババァに喋ったら同じことをやらかすわよ、あのババァ。そーなったら私一人で里帰りする予定。なので、日本で予約したホテルはシングルルームだったりしている。いつでも片方(夫分)をキャンセルできるように。あのさ、他人と自分を比べる人って多いじゃない。持ち物から何もかも。空しくない?やめなよ。ババァがこのタイプ。もし他人が旅行してたら羨ましくなったりする人。ましてや息子夫婦が旅行したり、人生を楽しむことが許せない。まぁ、自分は片田舎でじっとした生活だから余計にさ。あのさ、自分の人生は自分で楽しませるんだよ。他人によって楽しませてもらえる人生なんて消化不良にしかならないって。後々ああしとけば、こうしとけばって思うこと間違いなし。ババァの承認欲求が強いのも特徴の一つ。もしババァがSNSやってたらとんでもないことになってるさ。とにかく今まで私達の旅行を邪魔してきた。行事がある毎に親切ごかしで義両親宅へ私達を招待するんだけど、真の意味は「アンタらだけで楽しむんじゃないわよ。私の目の届くところにいなさいよ」結婚して4年目、初めてクリスマスを一緒に過ごすのを断った。まぁ、喚くは暴れるはで大変だった。義父ビルが一喝してくれた。その後、私の学生時代からの友人のAちゃん夫婦とNYで過ごしたことをババァに喋る夫。手がつけられなくなる... ホント夫、アンタ喋りよな。少しは口を慎みなよ私が子宮筋腫や子宮全摘で手術した時、これも親切を装いながら手術予定日を聞いてくる。で、その近辺に自分の尿漏れの手術をぶっこんで来た。真の意味は「手術明けのアンタが注目されるのが許せない」親切を装って義両親宅で療養しなさいよと誘ってくる。何も知らない夫は私を無理やり連れて行く。で、夫がシャワー中とかでいない時に私に命令した、夕食の後片付けをしろと。まぁ、いつものことよ。それをいつも陰になり日向になり助けてくれたのが義父ビル。ババァに言うのは簡単なのよ。一発で黙らすことはできる。が、所詮は他人なんで、後々遺恨が残るのは目に見えている。特にねっちっこいババァは。なので我慢我慢。去年の感謝祭に義両親宅訪問をぶち壊したのも、その後私達がフロリダにバケーションに行くことが気に入らなかったため。その前年、私達はフロリダでバケーションを過ごした。その際、私の耳に囁くババァ「フロリダはね、人種差別の州なのよ。アンタも差別されるわよ」 あ~ハイハイ、何でも好きに言うてやと知らん顔をしていると、私達が泊るホテルの名前、住所、それからTEL番号を教えろとさ。もし事故でもあったら大変だからと。あのぉ~、オレら十分大人なんですけど。修学旅行とは訳が違うんすけどで、今年、ビルが危篤状態となった。駆けつけた私達の前で弱々しく歩けないふりをし、私達を病院には行かせずババァの元に居させようとする。ババァのために駆けつけたんじゃねぇよ、オマエはそこで一人で居れ。と、夫の腕を掴んで庭に停めてあった車に乗せる。とぉ、歩けなかったはずのババァが家から勢いよく走りだしてきた。真の意味は「ビルじゃなくて私を見て」もう次々あの手この手を使うババぁ。今は、ビルがいなくなって寂しいカード、一人では何もできないカード、誰もかまってくれないカードを駆使している。これに踊らされかけてる夫。歩けないはずのババァが走って追いかけてく姿を見てショックを受けていたが、それでも踊らされかけている。こんなヤツに私達の旅行の話をしたら邪魔するのは火を見るよりも明らかやん。絶対言うなよ。もうね、ビルという足かせ手かせがなくなったせいか、遠慮なくババァの悪口を言いまくる私。ビルと同じことが起きても(危篤)私は駆けつけない、もし夫について駆けつけたとしてもホテルにいることを夫に伝えてある。そーだよ私はビッチ。それがイヤなら離婚してくれ。まぁとにかく今は口を閉じていてくれ。頼む。私の里帰りだから