一年に一回のドイツ食材買い出しツアー
ちょっと前に、スウェーデンへ買い出しに行ったばっかりなんやけど今度は更に足を延ばしてドイツまで。ノルウェーから車ごと乗れるカーフェリーでデンマークへ渡りデンマークから陸路でドイツへ。我家がドイツに行く1週間前くらい前は、ちょっとしたストームで強風のため、フェリーが欠航になってたりしてたんで不安やったんやけど我家が出発の日は、雨も降ってなかったし、フェリーターミナルに向けて車を走らせてるときも、どーもなかったんよ。が、スウェーデン行きの朝一番のフェリーの欠航は前日の夜に決まってたんで、なんかいやーーな予感はしてたんよね。時間通りに乗船したまでは良かったんやけど、出発時間になっても出航する気配がないので、おかしいなー と思ってたら 『 フェリーの不具合のため、出発が2時間ほど遅れます 』 との アナウンス。 結局、2時間半遅れで出発。 予定では、お昼の12時前にデンマークに 到着し、夕方4時にはドイツ到着ということになってたので 到着した日も何時間かショッピングする時間があるなー という計算 やったわけですよ。 が、いざ出発すると強風のため、えらい海がしけてて フェリーが揺れる、揺れる。 興味本位でフェリーのデッキに出た人なんて、あまりの強風に 吹き飛ばされそうになってて、キャーーーーーーッ とかいう悲鳴。 時折、フェリーの窓にザバーーーンと波が打ち上げられ、ひぇ~~。 フェリーの中を歩くのもままならない状態で、体が宙に浮いてるみたいな 変な感覚。 大分前に義理ママとフェリーでスウェーデンに行った時も こんなことがあって、周りの人が船酔いで吐きまくり、ゲロ地獄になった ことが一回あったけど、これを上回る凄さ。 フェリー内の免税店も営業不能となり、一時営業停止。 フェリーがこういう状態になったとき、フェリーの比較的下の階にいると 揺れ具合が緩和されるとダンナが言うので、なるべく歩き回らず フェリー内のソファで横になってたら楽だったので、暫くこの態勢で。 暫くすると、ランチの時間帯になり、フェリーのアナウンスで 『 延滞のお詫びのしるしに、只今から乗客全員の皆様に無料で ランチビュッフェを提供いたします 』 との朗報が!! わーーい!! と喜び勇んで食べに行った我家。このビュッフェレストランが 我家が座ってた場所より更に上階やったんやけど、確かにこの階の方が 揺れがひどい。 食べるもの取りに行くのも一苦労で 食べててもなんか落ちつかへんし、ムカムカしてくるしで けっこう豪華なランチビュッフェやったけど これはあんまりお腹一杯食べない方がいいな・・・・ と思って 長居もできそうにない予感だったので、これは絶対食べたいと思うもの だけちょっとお皿に取ってきて、ワインもタダだったので、ちょっとだけ グビグビ飲んで (もっと飲みたかった!)、そそくさと退散。 うちのダンナは、やめとけゆーてんのにムシャムシャ食べるもんやから 暫くして船酔いでトイレに駆け込み、ゲロ。 (爆) 『 いやー、ゲロなんて20年ぶり!! あはははー 』 って。 そんなこんなでデンマークに到着したら、既にお昼の3時半。 予定よりも3時間半以上遅れて到着。 我家が利用したフェリー、ノルウェーとデンマークを3時間45分で 結ぶというのが売り物の高速艇で、その名もスーパースピード。 が、これじゃあ、スーパースロウじゃねぇか。 一昔前はこの路線、12時間もかかってたんっすよ。 何せ3泊の弾丸ショッピングなので、この時間のロスは痛い。 結局ドイツに到着したのが夜の7時過ぎ。 自炊のアパートに泊まる予定だったので、あまり遅くなるわけにも いかず、翌日の朝食の材料と飲料水、ビール、ワインだけササーーッと 買い物してアパートへ。 この日、結婚記念日だったので、レストランで食事する予定やったんやけど もう夕食を摂るには遅すぎる時間帯だったし、あまり遅い時間に がっつり食べたくない我家はアパート到着後、パン食とワインで簡単に。 でも久々のドイツ風パン食だったので、スペシャルだし十分満足。 翌日は朝の10時に車検の予約を入れてたので、朝食後、町の車の修理場へ。 3時間くらいかかるとのことだったので、待つ間、町でちょっと ぶらぶらショッピングして、ランチを摂る。 車の修理場に向かう途中で見つけた公衆トイレのドアが可愛い☆ 女性用 障害者用 男性用 この日はどんよりと曇っていたフレンスブルク。 でも気温はそこそこあって18℃。 車検のあとは、6時間ぶっ通しでショッピング。 義理ママやダンナの弟からの頼まれ物もあったので、リストは長いですよー。 色々行きたいレストランはあれど、あれもこれもする時間はなく お昼はダンナの行きたかった中華のビュッフェ食べたので 夜は前夜と同じくアパートで。 ザ・ドイチェ夜食。 スーパーでフェーダーヴァイサー仕入れてきました。 秋にしか飲めない期間限定のワインでしてね。 発酵途中の完成前のワインなので、ふたが完全にしまってない状態で 販売されてるので、持ち運びが大変なんやけど、甘くて美味しいんよ。 密封すると破裂するらしい。 翌日は、あんまり買い物ばっかりしてるのも疲れるので1日観光に あてる事に。 フレンスブルクは何度も来てるので、最近は郊外の小さな村に毎回 場所を変えて宿泊。 今回泊まった村には、こんな風車がありました。 バス停が、いかにも田舎。 フレンスブルクからこの村に繋がる車道、街灯が一切なくて 夜なんて真っ暗! そんな暗闇の中を、懐中電灯も持たず、人が歩いてる! この村から10kmくらい車を走らせると、こんなお城。 このお城の近くにあったスーパーに行くと、なんと鰻が!! 燻製なので、このまま食べれるらしいです。 けっこうなお値段しますけど・・・・ が、ワタシは燻製よりか蒲焼を白いごはんに乗っけて食いたい! このお城から3kmくらいのところには、砂浜のビーチ! この日の夕食は、ワタシのチョイスで、このビーチの近くにある ギリシャレストランで。 うまかったー☆ こんな事をしてる間に、翌日はもう最終日。 デンマークに向かう前に数時間、最後のショッピング。 もう車はギュウギュウ詰め。 3日間の滞在で、ドイツのスーパーのチェーン店というチェーン店を くまなく回り、Penny , Lidl ,Aldi, Real, Edeka, Sky, Famila, Rewe、 Netto, Citti Marktなどをハシゴ。 DM、 Rossmann、 Muellerなどのドラッグストアでも買い物。 運よく、我家のお目当ての物の多くがこの週のお買い得品だったので うれぴー。 しかし、スーパーをこんだけハシゴしたら、最後の方は さすがに目が回る。 しかし、ドイツも物価上がったねー。 品によってはノルウェーより 高いものも・・・・。 うちのダンナ、ドイツのバターが好きなんやけど バター高い! ケチャップも高い! ノルウェーでは手に入らないレバーケーゼや、クノーデル、ソーセージ、 シュペッツレ、アスピック、メットヴルスト、ドイツのコーヒー、 西洋わさびのペースト、Vitamalz(ビタマルツ)という黒砂糖のような味の ドイツのノンアルコールビール、グミやミルカ、リッタースポーツなどの お菓子類、ハーブやフルーツティー、ドイツのクリスマスのお菓子も すでに出回ってたので、大好きなシュトレンやスペキュラティウスもゲット。 ワタシもダンナもレバーケーゼとメットヴルストが大好物でしてね。 レバーケーゼはミートローフみたいなもので メットヴルストは豚のひき肉に塩や香辛料を加えたソーセージで パンにぬって食べます。生の豚のひき肉をパンにぬって食べるような感じ。 メットヴルストやアスピックを食べる時はドイツのブレーチェンかバゲット タイプのパンが望ましい。 一度、ノル人のお友達にこのメットヴルストをすすめたら 『 ええーーっ、生の豚のひき肉?? 気持ちわる ! 』 って言われた。 美味しいのに!! ちなみにノルウェーの豚のひき肉は生食には適さないらしいですよ。 ドイツはフルーツティーの種類が豊富。バナナ&さくらんぼとか 桃&パッションフルーツ、ザクロ&洋梨、パイナップル&スグリとか 組み合わせが斬新なんよ。お値段もお手頃。 ドイツのお茶コーナーは見てるだけでもワクワクするわ。 ペパーミントやカモミール、フェンネルなどのハーブティーも ノルウェーではオーガニックが中心で健康食品のお店でしか見かけないので 高い! フェンネルのお茶ってドイツではどこのスーパーでも置いてるけど ドイツ以外の国では見たことない。 何でやろ? 我家は普段はコーヒー党なんやけど風邪引いたときとか 体調不良のときはコーヒー受け付けなくなるので、フルーツティーや ハーブティーがあると重宝します。 ドイツはお酒が安いので、ワインやウイスキー、ラム酒なども免税範囲で バッチリ仕入れてきました。 スーパーでお酒が買える幸せ☆ ノルウェーではスーパーで買えるのは ビールだけ。 デンマークなんて、ガソリンスタンドでワイン売ってて ビックリした。 秋の夜長はネコと遊び、犯罪小説を読み、美味しい食べ物をあてに 家呑みを楽しむに限るね。 デンマークに向かう前に、ドイツのベーカリーでプレッツェルやら サンドイッチなど車を運転しながらでも食べれるものを調達。 デンマークのスーパーでも少し買い物して帰って来たので これでまた一年、安泰じゃ。 帰りもデンマークはえらい強風やったけど、幸い海は静かで何事もなく 定刻にノルウェー到着。 約4日間、一人でお留守番ご苦労さま。 君のゴハンもいっぱい買って来ましたから! キャットフード、ノルウェーの半額で買えるのでね。 ボクは自給自足で生きてるんでお気遣いなく! → うそ ちゃんと4日分のゴハン置いていっただろ! 写真に写ってるネズミは、おもちゃではなく本物。 生きておられます。 このあと、我々によるネズミの救出劇が 繰り広げられるのである。 ネズミがキーキー鳴いて助けを求める もんやから。 っつーか 『 このネズミはワタシたちへの貢物ではないんですかい? 』 『 いんや、これはボクが捕獲したんやからボクのもんや 渡してたまるかっ 』 だそうです。 あーあ、やっとゆっくり寝れるし。 いつも寝てばっかりじゃねーか。