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2008.12.13
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   12月8日-12月13日
 *政府は品質の良い製品を製造するベトナム企業111社を選び、社長をハノイ市に招待して表彰した。表彰式にはNhan副首相が出席し、企業は良い製品を製造して国際競争力を付けて欲しいと挨拶し、表彰状を手渡した。

 *政府は大都市の中央銀行の支店長の管理下に特別チームを結成し、資金繰りに困っている中小企業を見付け出し、有利な条件で融資を行う。ベトナムの中小企業は銀行に相手にされず、銀行の融資を得ているのは半数以下である。(訳者注:政府は様々な優遇融資を行うが、いつも役人が介在する。全ての政策は、役人が賄賂を取り易いような仕組みになっている。)

 *乳製品にメラミンが混入された中国の事件が知れ渡り、今年のテトの食品は国産品が多い。しかし家庭用品、電気製品、衣類などは中国製品に圧倒的な人気がある。中国製品はベトナム製品と比べ、品質が良い上に価格も安い。中国はベトナム最大の輸入先で、今年は10月までに電気機械製品が37億ドル、鉄などの金属が27億ドル、衣類など繊維製品が20億ドル、合計128億ドル相当を輸入した。(訳者注:ベトナムの工業は、中国と比べ各段に劣っている。科学技術や経営技術が劣り、電気、水道、輸送などの公共料金が高く、役人に様々な手数料を取られ、人件費が安いだけでは競争にならない。外資企業が作るベトナム製品しか、中国製に対抗できない。政府は貿易赤字を解消するため国産品の使用を勧めるが、国民はベトナム企業が製造した製品には見向きもしない。)

 *中国の人民代表議会の議長がベトナムを訪れ、グエンフーチョン国会議長らと両国の関係強化について話し合った。ノンドクマン書記長も中国の議長と会談し、互いに相手国の経済発展を賞賛し、友好を深めた。

 *ハノイ市人民協議会の会議が始まり、同市は政治だけでなく経済や文化の面でも国内一番を目指す事を決めた。効率の悪い行政や役人の汚職を無くし、社会基盤を早急に整え、首都に相応しい都市を建設する。(訳者注:ハノイ市は戦勝国の首都で、ホーチミン市は負けて併合された国の首都。ベトナムの政治は北部の役人が牛耳っており、ホーチミン市で集めた税金が、ハノイ市の建設のために使われる。)

 *北部Quang Ninh省の炭坑で、メタンガスによる大きな爆発事故が起き、8人が死亡、28人が負傷した。何人かは、まだ中に閉じ込められている。

 *政府の指導者はハノイ市で人民軍の指導者と合同会議を開き、人民軍は国家の防衛に大きな貢献をしていると賞賛した。そして人民軍は、災害時の救援活動や僻地の経済発展にも協力して欲しいと要請した。ノンドクマン書記長も会議に出席し、人民軍を賞賛する言葉を述べた。

 *(訳者注:日本政府はベトナムの汚職体質を理由に、汚職防止の体制が整うまで暫く優遇融資を凍結すると発表したが、ベトナム政府は大きな危機感を持ったらしい。日本企業が関係した贈収賄事件を、ベトナム側も直ぐに調査すると発表した。)

 *ベトナムには求職難と求人難が存在するが、これは就職情報の不足に原因がある。市や省の労働福祉課が、就職と求人を斡旋する責任があるが、ほとんど機能していない。最近はインターネットができたが、これは都会だけで農村には無い。だから仕事の無い農村の若者は、現実を知らず何の当もなく都会へ出て来る。また企業と学校は情報交換をしないから、学校が教える事は企業で役に立たない。

 *ホーチミン市は、サイゴン川沿いの港湾施設を海岸の近くに移転する計画だが、予定通りに工事が進まない。港湾施設の建設には巨額に資金が必要だが、その資金の目途が立たない。同市も運輸省も港湾会社も、それぞれ立派な移転計画を作成したが、資金を考慮しない計画だから実現は不可能である。川を溯った水深の浅い港では、急速に増える貿易に対応できない。新しい大型の港湾施設の建設は急務である。

 *保健省の発表によると、ベトナムでは1年間に7千人の子供が事故で死亡する。外国では交通事故による死亡が多いが、ベトナムでは溺死が最も多く、死亡理由の半分以上を占める。雨季には床下浸水が多く、乳幼児は親が目を離したすきに、家の床から下に落ちて水死する。小さな渡し船の沈没事故も非常に多い。

 *政府は景気を刺激するため、外貨準備金から10億ドルを引き出し、労働者の住宅や学生の寮など公共施設の建設に投資する。その投資は計画投資省が管理する。また商工省は商品の生産と流通を改善し、国内消費の拡大を図る。

 *日本から鉄道建設の専門家グループがベトナムを訪れ、ベトナムの関係者と高速鉄道の建設について協議した。ベトナムは日本政府の援助で、南北を結ぶ鉄道の建設を計画している。(訳者注:日越の政府間援助事業で汚職事件が発生したため、日本政府は優遇融資の一時凍結を決めたが、両国の関係が悪化しては困る。援助凍結は一時的な処置だと知らせるため、敢えてこの時期に援助事業の実施を話し合った。)

 *グエンタンズン首相は、古都フエの近くにあるChan May-Lang Co経済地区に、近代的な工業都市を建設する案を承認した。ここに大型港湾施と工業団地を建設し、地域全体の経済発展を図る。(訳者注:地元の役人が作成し、省の高級役人が承認し、更にズン首相も承認した雄大な計画である。しかしこれには資金が有ればやると言う夢物語で、実現する可能性は全然ない。何も知らない外国人は、こんな記事を新聞で頻繁に見るから、ベトナムは大きな発展を目指していると誤った解釈をしてしまう。)

 *ホーチミン市のITAと言う民営の企業グループは、南部のKien Giang省に25億ドルを投資し、556ヘクタールの土地に港湾施設と発電所を含む巨大な工業地を建設する計画である。(訳者注:こう言う民営の巨大企業は、全て政府の高級役人が経営している。庶民が経営する民営企業は、精々のところ商店や食堂で、汗水流して働いても大きな利益は出ない。高級役人なら、556ヘクタールの土地を無償に近い価格で入手し、役人の権限を用いて事業を進め、直ぐに数億円、数十億円の利益を得る事ができる。ベトナムの民営企業は、毎年20%・30%の高度成長を続けているが、実際は国家の資産が高級役人の個人資産に変わっているだけである。)

 *Quang Ninh省の炭坑の爆発事故に関し、グエンタンズン首相は遺族や負傷者に十分な援護をするよう指示を出した。これを受け、労働福祉省は石炭公社と協議し、賠償や被害者の家族の援助などを検討した。(訳者注:ベトナムは政治が未熟だから、首相が個々の事件に口を出す。首相の関心を引いた事故には十分な補償が出るが、ほとんどの事故は首相の関心を引かず、法律が無いから補償もうやむやなまま終わってしまう。)

 *ハノイ市で政府とベトナム婦人連盟の合同会議が開かれ、会議に出席したグエンタンズン首相は、婦人は国家の建設に大きな貢献をしていると賞賛し、今後も政府に協力して貧困撲滅などに婦人の力を発揮して欲しいと語った。そして政府と共産党は、婦人の地位の向上に全力を上げると約束した。

 *ベトナムは2012年までに自前の人工衛星を所有し、宇宙から国土の写真が撮れるようにする。そうすれば科学技術の発展だけでなく、天気予報、環境保護、天然資源の管理に大きな成果が期待できる。人工衛星の所有には約1億ドルの費用がかかるが、ベトナムにはその資金が無いので、外国政府に資金援助を求める。

 *ベトナム商工会は、全国63の市や省のビジネス環境指数を発表した。去年まで最もビジネスのやり易いのはBinh Duong省だったが、今年は中部のダナン市が一番となった。ホーチミン市は13番、ハノイ市は31番である。

 *運輸省は政府に、トラックの登録料金を30倍に上げる許可を申請した。現在の登録料金は10-20ドルだが、これは事務員の人件費で道路の修理に当てる費用は含まれない。トラックはいつも許容量の2-3倍の貨物を積載し、道路に大きな負担を与えている。トラックは、道路補修の費用を負担する責任があると説明した。

 *ベトナムでは、歩行者が原因となる交通事故が非常に多い。年寄りや田舎から出て来た人は、交通信号の意味を知らないから赤信号でも平気で道路を横切る。道路には大勢の公安が出ているが、歩行者からは罰金が取れないから何の注意もしない。先日もハノイ市でバイクに乗ったベルギー人が、赤信号なのに突然飛び出した歩行者を避けようとして、自動車とぶつかって死亡した。

 *外国に住むベトキューは祖国へ多額の送金をしており、ホーチミン市だけでも今年中に55億ドルの現金を外国から受け取る。銀行を通した送金が45億ドル、ベトキューが身に付けて運ぶ現金が10億ドルで、世界的な不景気にも拘らず金額は増えている。ただ最近は家族への贈与ではなく、ベトナムの高い預金金利を利用した蓄財、不動産や株式の購入による金儲けを目的にした送金が多い。

 *政府は祖国戦線と合同会議を開き、今年の実績を総括し、来年の計画を話し合った。グエンタンズン首相は祖国戦線の活動を賞賛し、国民の愛国心と団結を強め、政府に協力する体制を確立して欲しいと要請した。

 *韓国の前国会議長がベトナムを訪れ、グエンフーチョン国会議長らと会談して両国の友好を深めた。韓国の来賓は、同国にはベトナム人労働者4万5千人と、韓国人と結婚したベトナム人女性2万5千人が住んでおり、彼等を通して交流を深めたいと語った。

 *グエンタンズン首相は、外国から1億3500万ドルの資金援助を受け、地球の温暖化の対策を行う予定だと発表した。世界銀行の調査によると、地球の温暖化で海水が2m上昇すれば、メコンデルタの7割は水没し、米の生産は1500万トン減少し、2千万人が住む場所を失う。地球の温暖化は、ベトナムに大きな被害を与える。

 *ハノイ市の人民協議会は、今年の反省と来年の計画を検討する会議を開いた。議員は食品の衛生や環境に関する質問を行い、会議に出席した共産党や人民委員会の代表がそれに答えた。食品の衛生は大きな問題だが、食品に関する法律が不十分なので、良い対策が取れないと答えた。環境保護については、資金不足と市民のモラルの欠如が問題だと語り、長期計画を作って解決する予定だと答えた。

 *44の外国の都市に駐在する外交官がホーチミン市に集まり、同市の企業家と合同会議を開いた。中央政府が外交官に経済情報を集めるよう指示したので、企業が必要とする情報は何かを具体的に確かめた。企業家も、外交官に様々な要望を伝えた。






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Last updated  2008.12.13 13:57:08



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