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2月8日-2月13日
*ノンドクマン書記長は、海外へ赴任する大使や領事をハノイ市に呼び、政治だけでなく経済や文化の面でも、積極的な交流を果たすよう指示した。同席したグエンタンズン首相も、外交官は企業が必要とする経済情報を集め、祖国の経済発展に寄与するよう指示した。 *グエンミンチェット大統領は約1千人のベトキュー(越僑)を招待し、ハノイ市でテト(旧正月)を準備する式典を開いた。ベトナムは急速な経済発展を続けており、ベトキューは積極的に祖国へ投資をして欲しいと要請した。全世界にベトキューは、合計4百万人居ると言われる。 *政府は去年の4月に経済の刺激策として、生産拡大のために銀行の融資を受ける際に、政府が利息の4%を補助する事を決めた。グエンタンズン首相は、この政策は今年も継続すると発表した。去年は農業機械の購入を援助し、農業の機械化を図る計画だった。しかし農業機械は国産品が少ないため、援助の条件に合わず利息の補填ができなかった。今年は農業機械に限り、外国製を購入する場合も利息の補填をする。 *2008年頃からベトナムの大都市には現金の自動引き出し機が増え、外資企業などは給料を銀行に振り込むようになった。しかしベトナムの現金引き出し機は、頻繁に故障して現金が引き出せなくなる。まだ機械が少ないから、直ぐ隣の機械を使うと言う訳にはいかない。また理由も無く、口座の残高が減る場合もある。技術的な間違いや暗号番号の盗難が原因だと思われるが、銀行は決して賠償はしない。ベトナムの現金の引き出し機は、非常に不便で危険な物である。 *テト(旧正月)が近付き、国家の指導者は地方を回って祝賀の挨拶を交わしている。ノンドクマン書記長はハノイ市の病院を訪れ、医療関係者を賞賛した。 グエンミンチェット大統領は南部のBinh Duong省を訪れ、同省の経済発展を賞賛した。そしてハイテク産業の育成に力を入れ、更に発展を図るよう指示した。地元の役人は、同省は去年10.3%の経済成長を遂げたと説明した。 *グエンタンズン首相は中部のThua Thien-Hue省を訪れ、地元の役人と政治や経済について話し合った。その後で少数民族が住む貧しい地域へ行き、貧困世帯にテトのプレゼントを手渡した。更に次の日には Quang Tri省を訪れ、長い海岸線や広大な森林を活用し、経済発展を図るよう指示した。地元の役人は、同省は去年9.1%の経済成長を遂げ、貧困世帯は3.1%減ったと報告した。 *ホーチミン市の道路は狭いが、既に道路の両側には建物があり、道路の拡張はできない。そこで同市は、河川を利用して交通の改善を図る計画を作成している。現在は、船は重い貨物の運搬に使われるだけで、人の輸送には使われていない。たくさんの船着き場を建設し、速くて安全な客船を就航させ、河川を人の輸送に用いる計画である。 *北部のHoa Binh省には、大掛かりな麻薬の密売組織がある。一味は強力な武器を所有しており、地元の公安は手が出せなかった。中央政府の命令で武力警察が出動し、一味のボスの隠れ家を包囲し、投降を呼び掛けた。しかしボスは自動小銃を用いて抵抗し、武力警察と銃の打ち合いになった。結局、3人の警官とボス、その息子が射殺され、警官と一味の大勢が負傷した。 *ベトナムの指導者は、地方回りや会社回りを続けている。ノンドクマン書記長は北部のQuang Ninh省を訪れ、地元の役人とテト(旧正月)を迎える挨拶を交わした後で、経済発展について話し合った。役人は、同省は今年10%の経済成長を達成し、一人当たりの年収を1300ドルにする予定だと報告した。 *グエンタンズン首相は中部のQuang Binh省を訪れ、テトの挨拶を交わした後で、地元の役人と政治や経済について話し合った。地元の役人は、同省は去年10.2%の経済成長を達成し、貧困世帯を15.3%減らしたと報告した。 *グエンフーチョン国会議長は原油採掘公社を訪れ、テトを迎える挨拶を交わした。同公社の経営陣は、同公社は去年80億ドル相当の原油を輸出したと報告し、チョン国会議長は同公社は国家の経済に大きな貢献をしていると賞賛した。 *国会の常任委員会は会議を開き、次の国会で11件の法律を承認し、14件の法律を検討することを決めた。また公共投資に関する法律、国家事業を行う手続きに関係する法律について検討し、早急に改定草案を作成する事を決めた。またハノイ市の創立1千年を祝う式典の、準備についても話し合った。 *テト(旧正月)を迎える準備のため、全国の商店は買い物客でごった返している。特に伝統的な市場に比べ、新しいスーパーマーケットの人出が多い。政府は値上がりを防ぐために国営の商店に優遇融資を行い、商品の積み増しを指示したが、それでも物価は一時的に急上昇している。 *鳥インフルエンザが各地に広がっており、農業省は関係者に注意を呼び掛けた。北部のHa Tinh省、Dien Bien省、中部のQuang Tri省の他、南部のCa Mau省でもこの病気が発生し、沢山の鶏やアヒルが死んだり処分されたりしている。 *国家の指導者全員がハノイ市に集まり、ホーチミン廟と戦没兵士の墓に参拝した。ノンドクマン書記長は、共産党の指導の下で団結し、国家の発展に向けて邁進しようと国民に呼び掛けた。 *国家の指導者は各地を訪れ、新年を迎える挨拶を交わしている。ノンドクマン書記長は防衛省を訪れ、新年を迎える挨拶を述べた後、人民軍は国家に大きな貢献をしていると賞賛した。 グエンタンズン首相は前の書記長や前の大統領の自宅を訪れ、家族に新年を迎える挨拶を述べた。 グエンフーチョン国会議長は北部の Ninh Binh省を訪れ、地元の役人と挨拶を交わした。役人は同省は、去年15.3%の経済成長を達成したと報告し、チョン国会議長は賞賛の言葉を返した。Nhan副首相は、南部のDong Thap省を訪れて挨拶を交わした。 *北部のLao Cai省で山火事が発生し、3日以上に渡って燃え続けており、既に国有林1千ヘクタールが焼失した。Hai副首相とPhat農業大臣が現地へ行き、兵士らに消火活動を指示している。 *中央銀行は、ベトナムドンを3.36%切り下げた。1ドルは、17,941ドンから18,544ドンに変わる。闇市場との乖離を無くす事、貿易赤字を減らす事が目的だが、インフレが再燃する危険も生じた。 *(訳者注:ベトナム政府は、政治や経済だけでなく国民の日常生活に至まで、何でも法律を制定して管理しようとする。しかし庶民の生活を知らない高級役人が現実を無視して作る法律だから、実施が不可能で国民は全然守ろうとしない。例えばバイクの預かり料は最高2千ドンと法律で決まっているが、テトの間は場所によって1万ドン近くに値上がりする。しかしバイクを留める所が無いから、住民は仕方がないと思って高い料金を払う。しかし公安の役人は、それを見つけて駐車場から罰金を取る。ただし罰金を取るだけで、高い料金を下げるようにとは言わない。また銀行預金の利息は法律で最高10.5%、融資の利息は最高12%と決まっているが、これを守る銀行は全然無い。) *国家の指導者は、何日にも渡って挨拶回りをしている。ノンドクマン書記長はハノイ市の人民委員会を訪れ、同市の指導者に新年を迎える挨拶を述べ、首都に相応しい立派な都市を建設するよう指示した。グエンフーチョン国会議長は公式文書の印刷局を訪れ、新年の挨拶を述べ、立派な仕事をするよう要請した。グエンミンチェット大統領はホーチミン市の郊外を訪れ、地元の役人や住民に新年を迎える挨拶を述べた。 *ホーチミン市とTien Giang省を結ぶ高速道路はまだ未完成だが、テトの交通渋滞を減らすために完成した部分を一時的に開通させた。これは本当の高速道路で、人やバイクは通行できない。しかし地元の住民は全く無頓着で、バイクも通行人もたくさん通る。歩道も無く、自動車が最高時速120Kmで走る中に人やバイクが居るのだから、交通事故は頻繁に起きる。地元の公安は、バイクや通行人の規制を始めた。 *地方出身の労働者はテトで帰省しているが、経営者は会社に戻って来るかどうか心配している。無断欠勤や無断退社は、ベトナムでは普通の事である。例年5-10%は田舎へ帰ったまま会社へ戻らない。特に縫製工場や製靴工場は急激な人手不足となり、生産に支障が生じる。従来は募集すれば直ぐに労働者が集まったが、最近は労働者が不足気味で補充が難しい。幾つかの工場は、戻ってきたら報償金を出すなどの対策を立てている。 *(訳者注:明日、2月14日は旧暦の正月。正月の準備が終わって商店は休業。町中は正月の飾り付けが終わり、正月気分が溢れている。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.13 13:05:02
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