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カテゴリ:子供の話
もうすぐ、春節である。
昨日は、会社の忘年会があった。けれど、私を含む3名は、仕事で参加できなかった。何としてでも、納期を間に合わせるためには、最後の賭けに挑んだ。 3人とも満足だった。 無料で食事が出来る事は、この上無いメリットがあった筈だけれど、、、蘇州から遠い町で、忘年会の事を3人で思いを巡らし、蘇州へ戻ったのは、夜中12時をまわっていた。 さて、春節休みに用意する、ルナちゃんとの約束は、5個のソフトだったけれど、私は、よく研究して、32個のソフトを準備した。 しかし、Tさんに話すと、猛反対された。 「君は、大事なルナちゃんの事をどう考えているのか?嘘だろ?冗談で言っているんだろ?早く、32個のソフトは、捨てた方がいい。」 という事だった。 嘘や冗談では、無い。とても素晴らしい事だと、私は考えていた。「お母さんは、凄い技術を持っている。」と、自慢出来るに違いない、と思っていた。 けれど、Tさんは、 Tさん「大切なのは、情操教育だ。そんなモノは不要だ。」 Tさん「与えるのは、1つか、2つで、いい。32個を与えたら、4歳の子供は、狂ってしまう。そんな事は、絶対にしてはいけない。」 vivien「2つで、1万2000円なんですよ。要求が出る度に、私、大変です。32個のソフトの技術を磨いたら、友達に自慢できるじゃないですか?誰よりも、多い筈。そして、私は、これからも、ずっと、要求に簡単に対応が出来るよ。それに、これは、簡単じゃない。私も、苦労しました。ちょっと、他の人に、聞いてみて。誰でも出来るわけじゃない。凄い事なのよ。」 Tさん「駄目だ、駄目だ。絶対に、駄目だ。あー、聞いてよかった。これで、ルナちゃんを救える。」 なーんて、言われてしまった。 vivien「じゃ、春節に、12000円を出せ、と言うのですか?それに、今の仕事、このN社に関係ある仕事なんですよ。」 Tさん「君は、S社ファンだったのに、何故、N社なんだ。」 vivien「勿論、S社を応援します、ずっと。でも、N社が売れる訳があるんですよ。うちのルナちゃんでも、出来るなんて、凄いでしょう?」 段々、話が脱線しそうになるが、Tさんは、反対し続けた。 Tさん「俺はね、小さい頃、おやじに連れてもらった、綺麗な川、山、あれが今でも思い出なんだ。それが、子供には大事なんだ。こんなソフトからは、何も生まれないんだ。現実逃避や、時間潰しの道具なんか、4歳の子供に必要が無いんだ。」 vivien「じゃ、私は、子供のために、どうしたらいい?何もしてあげられない。」 Tさん「君が、何かすると、子供に良くないから、ただ、働いている方が、一番、いい。」 熱燗3本飲んで、やり切れない感じで、運動会の事とか、縄跳びの事とか、いろいろ悔しく考えて、そろばんの袋とか、裸足足袋とか、絵の具箱とか、家庭科のエプロンとか、いろいろ思い出して、折角、働いて、お金あるのに、何も出来ない自分に、悔しくて、、、。 帰りに寄った売店で、チョコレート買うのにも、ついつい、計算して、安いのを選んだりして、ようやく、家にたどり着いた。 何が大事なのか、やっぱり判らなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月26日 23時49分49秒
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