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テーマ:徒然日記(23453)
カテゴリ:生き方・考え方
今日全抜糸が終わり、ようやくのお酒解禁。
・・・なので、今日は芋焼酎「霧島」をロックでいただきながら この日記を執筆します(~o~)ヒ~~~ック 昨日食べそびれたピザが食べれると、起き抜けからルンルン だったのに、ふと予定を思い出して手帳を見ると昼イチから 〇〇医大での「フォトフェイシャル」の予定が・・・・・! 2ヶ月に一度のフォト。これは逃せない。 あー、ぎりぎり思いだしてよかった! 時間がないのであわてて支度して家を出た。 時間が中途半端なのでピザどころかお昼も食べられず、 フォトフェイシャルのあとはそのまま京都へ直行して通院。 途中ローソンで野菜ジュースを買って飲み、ランチ代わり。 午後からの診察までにかなり時間があったけれど、 先に診察券だけ放り込もうと早めに病院に入る。 ・・・と、病院で偶然お友達のT子さんに会った。 彼女はやけど体験者の集まりで知り合った京都の方で、 50台半ばの主婦の方。かなり重度の全身やけどである。 去年のちょうど今頃、東京から来た数人の友達(これまた やけど体験者ばかり)と一緒に京都観光し、夜はこのT子 さんのお宅に泊めていただいたことがある。 その時、私の主治医がとても名医だということを話したのだが、 その時は特に反応はなかった・・・・が、その後この病院で診察を 受け、以来もう何度も手術も受けているのだという。 私の話がきっかけとなり、彼女が前向きに手術を受ける気に なったというのが本当に嬉しかった。 私との出会いで、彼女が一歩前に進めたのなら・・・ 詳しいことは聞いていないが、T子さんは10数年前、 自宅で自殺を図った。家族の留守中、部屋に目張りをし ガス自殺を図ったのだが、何かのきっかけで引火。 家は吹っ飛び、自殺は未遂に終わり、 全身に大やけどを負った。 外出していた家族はどれほど驚いたことだろう・・・・ 妻を、母を、自殺に追いやった原因は何だったんだろうかと 毎日毎日、自分を責めただろうと思う。苦しんだだろうと思う。 優しくて誠実そうなだんなさん。 母思いの、素直でやさしいお嬢さんたち。 自殺の理由ははっきりとは聞いてないが、「生きててよかった」と 今そう話す彼女に、自殺の動機を聞く必要はない。 それよりも、以前T子さんがつぶやいていた言葉を思い出す。 「家族がね、また自殺しようとしないだろうかと、腫れ物を触る ような緊張感があってね、なんか苦しい・・・」 家族の心の底にあっただろう大きな不安も、こうして今 T子さんが治療に前向きに取り組むことで、どれだけ安堵し、 心から応援しているだろうことは想像に難くない。 定年退職した旦那さんが、全面的に家事・炊事をしてくれて 病院への送り迎えもしてくれているという。 お嬢さんたちもよく手伝ってくれ協力してくれるのだと。 ムチウチの人がするようなたいそうなコルセットを首にはめ 「窮屈でよく眠れない」とぼやいていた彼女だったが 「それでも手術のたびにきれいになっていくので、とても 嬉しい!」と話すその表情はとても明るくて・・・ T子さんの話を聞きながら、 なんかちょっとうるうるきてしまった。 家族の絆の素晴らしさもさることながら、 命の大切さを改めて感じたのだ。 今この瞬間にどれだけ辛いことがあったって、 何もかも投げ出していっそ死んでしまいたいと思ったって、 闇を越えたらきっと朝が来るんだと自分に言い聞かせて 踏ん張らなきゃいけない。 自分が死んだら悲しむ人がいることを 忘れてはいけない。 今どんなに苦しいことも、 いつか振り返ったときに笑える時は来る。 今が人生の底の底、どん底だと思っても 後になって振り返ってみたら、「たいしたことはなかった」 と思える、そんなことも人生にはたくさんあると思う。 ふと、今朝SNSで見つけたMさんの 素敵なコメントを思い出した。 ===================== 希望は闇から生まれる。 夜があけて朝日が差すように。 朝晩といいますが、本当の順序は晩朝。 はじめに闇ありき、で、そこに光がさして朝ができます。 ===================== 真っ暗闇にいる時には、本当に朝が来るのか不安になるけど、 『朝はまた来る』という事を、奇跡の生還者T子さんの 穏やかな笑顔が物語っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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