虚空座標

2015/01/29(木)17:29

杏仁豆腐……?

マダガスカル産(59)

今日は、某石屋さんの即売会でした。 水晶好き心をくすぐるラインナップに、目移りしまくり。 またもや「普通、女の人はこういうの選ばないよね」と言われつつ石を選ぶ、至福の時間を過ごしてきました。 そうです。 「男の水晶」を買った石屋さんです。 いやあ、濃い一日でした……。 さて、今日の雑記は、残念ながら今日の石ではありません。 いくら何でも即日に撮影はちょっと無理。 気を取り直して、今日の主役は、形よりも色で目立っちゃうこんな石。 マダガスカル産の水晶です。 「タンジェリン」とか「キャラメルクォーツ」と呼ばれているようです。 ただ、個人的に「タンジェリン」というのは、酸化鉄で表面がオレンジ色に染まった水晶だと思っているので、これは「キャラメル・クォーツ」の一種と言うことにしておきたいと思います。 なぜ、「……の一種」かというと、キャラメルクォーツは、名前の通り、結晶の大部分が不透明~半透明で、薄茶色……ミルクティーやキャラメルのような色合いのものが多いからです。 しかし、写真の石は、大半が白。 部分的にオレンジと赤が、にじんだように入っています。 しかも、色は均一ではなく、中心部は透明度が高く、色が濃い部分はほぼ不透明。 白いと言ってもミルキー・クォーツの白ではなく、何かのインクルージョンによる色合いのようです。 正統派(?)キャラメルクォーツは、リモナイトやヘマタイトの細かい結晶が入っているのだと言われていますが、この色合いは、ルチル入りと言われたアフガニスタン産水晶に似ているので、ルチル……ではなくアンフィボール(角閃石)も関係しているように思います。 それにしても、マダガスカルの水晶は、妙にハデなのが多いような気がします。 明るくて、伸びやかで、そして派手。 今回の石なんか、まるで杏仁豆腐カラーです。

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